2021年10月26日火曜日

【建設予定地は那覇市の奥武山公園内】沖縄県、J1規格スタジアム建設で21年度内に建設位置絞り込み

 沖縄県はサッカー・J1の試合が開催できる「J1規格スタジアム」の建設計画で予定地としている奥武山公園(那覇市奥武山町)内の活用可能な敷地の絞り込みを進めている。

 従来の公園機能をどうするかも含めてスタジアムやこれを補完する複合機能を配置できる位置を検討している。2021年度中に具体的な位置を整理する意向だ。

 県では法規制関連の調整や財源の検討と並行して施設を配置可能な位置を検討中。今春実施したエリア全体の整備条件設定に向けたサウンディング(対話)型調査は公園のうち約6・2ヘクタールの敷地を対象としていたが、スタジアムと複合機能に活用できる敷地をより具体的に絞り込む。

 スタジアムの必要敷地面積は2ヘクタール程度を見込み、陸上競技場と補助競技場の位置を中心に想定しているが、敷地の形状がいびつなため周辺用地の一体的な活用も視野に入れているもよう。公園の敷地は県有地と市有地に加え、一部民有地もあるため、民有地を避ける形で配置を検討する。配置可能な敷地がまとまれば報告書のような形で公表を予定している。

 サウンディングの際に提示した条件によるとスタジアムは収容人数2万人以上でイベントなどに多目的に活用でき、事業手法はサービス購入型PFIなどを想定。これに併設する複合機能は試合以外の日常的なにぎわいを創出できる独立採算事業の集客施設で、サウンディングではモノレールに近い敷地を活用する提案が複数出ていたもようだ。

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