2021年10月1日金曜日

【ホテルや商業施設を開発】門司港レトロ地区臨海部開発(北九州市門司区)、優先交渉権者に美里建設

複合施設の完成イメージ(報道発表資料から)

  北九州市は門司区西海岸の市有地で宿泊機能を持つ集客施設を開発する民間事業者を募集した「門司港レトロ地区臨海部開発事業」の公募型プロポーザルで優先交渉権者に美里建設(北九州市小倉北区)を選定した。同社は10階建て延べ7773平方メートルのホテルと商業施設の複合施設を提案した。土地の買い受け希望価格を含む概算事業費は約41億円。2023年8月に着工し25年7月にホテルを、同8月に商業施設を開業する。

 対象地は門司区西海岸1の29の6の敷地面積3520平方メートル。プロポーザルでは売却または貸し付けによる開発を要件としていたが、提案があった2者はいずれも買い受けを提案した。優先交渉権者の買い受け希望価格は3億8000万円。

ルーフトップテラスから関門海峡を眺めたイメージ
(報道発表資料から)

 提案によると街歩きを楽しむ都市型観光拠点を目指し、複合施設には旅行者と地域の人々のコミュニティースペースを設置。商業施設には海が見えるカフェレストラン、店舗、フードパークを配置し、地区の集客と魅力創出に貢献する。施設計画では隣接する建物からの関門海峡の視認性に配慮する。10月に基本協定を締結し優先交渉権者と協議を行い、22年1月の土地売買契約締結を予定している。

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