写真家の山崎エリナさんが、製鋼に焦点を当てた写真集『鉄に生きる~サスティナブルメタル電気炉製鋼の世界』の出版記念パネル展を、東京都中央区の八重洲ブックセンターで31日まで開催中だ。16日の午後2~4時にはサイン会を行う。
山崎さんは、インフラ維持管理やトンネルをテーマにした写真集を出版しており、インフラメンテナンス大賞優秀賞を受賞している。今回は電気炉製鋼の現場に密着。「鉄が再生される姿がすごいと思った。トンネル撮影で目にした製品もあって、自分の中でインフラとつながった」と山崎さん。一連の写真集を通じて鉄とインフラの関係性を理解したという反響も読者から寄せられたという。
現在も全国の現場を回り、撮影を続けている。山崎さんは「現場の方々は、先のことまで見ていて志が高い。そういう思いに触れて、写真との向き合い方も変わってきた」と話す。来春にはインフラメンテナンスや土木をテーマに、フランス・パリで個展を予定する。
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