多目的アリーナの完成イメージ(江東区議会資料から) |
トヨタグループの東和不動産(名古屋市中村区、山村知秀社長)は、東京臨海副都心の青海地区に多目的アリーナなどを整備するプロジェクトで、アリーナの建設工事に2023年4月着手する。建物は3棟構成。総延べ面積は約4万5000平方メートルで、高さ約40メートルを計画している。設計者と施工者は決まっていない。25年6月の完成を目指す。
建設地は複合施設「お台場パレットタウン」に位置する。住所は東京都江東区青海1の3の15。既存施設を閉館して取り壊し、トヨタ自動車と森ビルが所有する約7・4ヘクタールの敷地のうち、トヨタが持つ約2・6ヘクタールにアリーナを建設する。パレットタウンの跡地を再開発する大規模事業になる。
新施設はバスケットボールなどのスポーツを観戦でき、博覧会や見本市などにも使える地下1階地上6階建ての「メインアリーナ」(収容人数約1万人)、地域に開放できる「サブアリーナ」、スポーツチームの本拠地機能を持つ「練習棟」の3棟で構成する。総延べ面積は約4万5000平方メートルとなる。再生可能エネルギーなどを取り入れるなど環境に配慮。最先端のテクノロジーやモビリティも導入する。災害の発生などを見据え、備蓄倉庫も設ける。
敷地の西側は、東京テレポート駅南口に広がる「シンボルプロムナード公園」と調和した芝生広場となる。南東には多用途に利用できるコンコースを設ける。サブアリーナと練習棟の屋上は、東京湾が望める広場にする。
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