2021年10月26日火曜日

【施工は鹿島、29年12月竣工目指す】東京モノレール、浜松町駅ビル建替工事に着手

建て替え完了後の駅ビル外観イメージ(報道発表資料から)

  東京モノレールは、東京都港区の「浜松町二丁目4地区」で進む再開発の一環で、モノレール浜松町駅ビルの建て替え工事に着手した。隣接地に整備される再開発ビルとつながる、延べ約1万平方メートルの新たな駅ビルを整備する。設計はトーニチコンサルタントとJR東日本建築設計。鹿島が施工する。モノレールの運行を継続しながら工事を進め、2029年12月の竣工を目指している。

 駅ビルの所在地は浜松町2の4の12。世界貿易センタービルディング(東京都港区、宮崎親男社長)らが再開発を進める「浜松町二丁目4地区A街区」内にある。再開発では世界貿易センタービル(浜松町2の4の1)などを解体。街区全体で総延べ約31万4500平方メートルの施設群を整備する。世界貿易センタービルの跡地には、高さ約235メートルの超高層ビルなどを建設予定。鹿島の施工で既存建物の解体工事が進んでいる。

 既存の駅ビルは1964年に開業した。建て替え後はRC・S造5階建て延べ1万0800平方メートル。2階と3階に分かれていた改札口の3階への集約や、周辺に整備予定の自由通路との連携など、駅利用者の利便性を高める。3階部分には、隣接地に建設される再開発ビルとつながる歩行者広場を整備し回遊性を高める。

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