2021年10月14日木曜日

【回転窓】ものづくりの熱

  働き方改革に取り組む建設産業。ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を重視し、仕事もプライベートも充実した人生にしてもらうのが目的で、単に休むことがゴールではない▼先日のインタビューで大手ゼネコンの役員が若い頃に熱中したギターを社会人になっても続け、今でもライブなど音楽活動に精力的に取り組んでいると話していた。忙しさで入社10年目ごろまでは空いた時間に一人でギターをつま弾く程度。それでも情熱を失わず、建設現場と音楽の両方でものづくりと音づくりに情熱を注いだ姿に感銘を受けた▼コロナ禍で自粛要請が長引き自宅で過ごす時間が増えた。楽器演奏を始める人が増えたそうで、手軽に購入できるギターは巣ごもり需要で人気とか。楽器業界はさらなる盛り上がりを期待しているだろう▼フェンダーやギブソンなど世界的なギターメーカーは、人気ギタリストが使用し、時には演奏者と一緒に開発することで、ブランド価値を高めていった。ものづくりの熱が人々に伝わりファンを魅了し続ける▼芸術の秋。自宅に眠っている楽器を引っ張りだし、昔の情熱を取り戻してみようか。

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