2021年10月1日金曜日

【三菱地所らがプロジェクト参画】ホテルグランドパレス(東京・飯田橋)、跡地に複合ビル建設へ

 ホテルグランドパレス(東京都千代田区)と三菱地所、三菱地所レジデンス、阪急阪神不動産、東宝の5社は、東京・飯田橋にあり6月に営業を終了した「ホテルグランドパレス」の跡地に複合ビルを建設する。9月22日に有効活用計画の基本協定書を交換した。建物の規模や用途、竣工時期は決まっていない。

 ホテルの所在地は千代田区飯田橋1の1の1。敷地面積は6605平方メートルで、東京メトロと都営地下鉄九段下駅から徒歩1分、JR飯田橋駅から徒歩7分に位置する。皇居に近く、周囲には北の丸公園や日本武道館などがある。

 既存建物は地下4階地上24階建て塔屋1階延べ4万8887平方メートルの規模。450以上の客室数を用意しレストランやバー、宴会場なども配置。立地の良さから記者会見や業界団体の総会、パーティーなどがたびたび開かれた。竹中工務店の設計・施工で建物を建設し、1972年2月に開業した。解体時期や解体事業者は決まっていない。

 ホテルグランドパレスは跡地の活用に向けたコンペを開催。三菱地所ら4社のコンソーシアムを選定した。プロジェクトの幹事会社を務める三菱地所はコマーシャル不動産事業グループプロジェクト開発部内に1日付で「九段開発室」を新設する。

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