民間信用調査会社の帝国データバンクがまとめた2017年の「全国社長分析」によると、同社の企業概要ファイルを基にした16年12月末時点の株木会社と有限会社(98万8386社)の社長の平均年齢は59・3歳となった。
平均年齢が最も高い業種は不動産業の61・3歳。建設業は58・5歳だった。昨年1年間で社長交代あった企業の割合は3・9%。社長交代があった企業は前代表の平均年齢が67・1歳、新代表が51・1歳で、経営者が16・0歳若返った。
建設業の社長を年代層で見ると、30歳未満が0・1%、30代が4・2%、40代が21・6%、50代が24・5%、60代が32・9%、70代が14・1%、80歳以上が2・5%となった。全産業ベースで建設業は40代の割合が唯一20%超え、80歳以上も最も割合が低かった。社長交代率も22/3%と最高値で、業界内で世代交代が進んでいることが分かる。
全業種の平均年齢を企業規模別で見た場合、1000億円以上の60・8歳が最も高い。1947~49年生まれの団塊世代の社長は11万1625人(11・3%)。団塊世代の高齢化が進む今後、各企業は世代交代をどう進めていくのか、経営判断を迫られることになる。1991年調査と比較した社長の平均年齢は91年の54・3歳に対して、17年は5歳上昇した。
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