2017年4月28日金曜日

【回転窓】まだ見ぬシステムに思いを巡らす

新聞折り込みのマンションや一戸建て住宅のチラシを見ながら、自分が住んだらどんな生活を送れるか想像するのは楽しい。テーブルはここ、テレビはあそこに…等々▼生活が始まれば想像した以上の世界が広がっていることも。住んでみないと分からないことは少なくない。住宅や建物だけでなく、道路をはじめ各種インフラも同じであろう。人々の生活にどんな効果をもたらすのかは、完成して使われてこそ分かる▼個々の建設技能者を登録し、それぞれの経験や技能を蓄積する建設キャリアアップシステムへの関心が高まっている。現段階でシステムの要件が定まったに過ぎず、具体的な開発はこれから。稼働は早くても1年後の見通しだが、システムの開発・運用について業界内の受け止め方はさまざまだ▼本紙1面のインタビュー連載「建設キャリアアップシステムを語る」はきょうで最終回を迎えた。登場いただいた官民6人の方々だけでもいろいろな意見がある▼客観性が高く業界統一のルールで運用されるシステムを実際にどう生かしていくのか。本格稼働に備えて建設産業...

【B787実機を展示】18年夏、中部国際空港に新施設誕生へ

施設外観の完成イメージ 中部国際空港会社は27日、ボーイング787初号機の展示をメインとした複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」の起工式を愛知県常滑市の空港内敷地で開いた。約40人の関係者が出席し、施設の無事完成を祈願した。設計監理は日建設計、商環境の設計監理は東急エージェンシー、施工は東急建設が担当する。18年夏のオープンを目指す。 展示スペースの完成イメージ 施設の規模はS造3階建て延べ約1万平方メートル。建築面積は約5000平方メートル。建物の高さは約24メートル。ボーイング社から寄贈されたボーイング787初号機「ZA001」を1階に展示し、2~3階はシアトルを中心とした米国風の飲食店や物販施設、飛行機を眺めながら食事ができるフードコートなどを配置する。 体験型コンテンツ㊤と商業エリアの完成イメージ 3階は今後整備する新ターミナルビルや大規模展示場との連携強化につながる貴重な動線の役割も果たす。建設地は空港南側の立体駐車場の近接地。 ...

【温泉街再生の起爆剤に】富士屋旅館(神奈川県湯河原町)をリノベーション

改修前の富士屋旅館。18年4月のオープンを予定している 神奈川県湯河原町で廃業した老舗旅館の再生事業がスタートした。湯河原温泉を代表する高級旅館で02年に営業を停止していた「富士屋旅館」(宮上橋上557)を全面改修し、18年4月のリニューアルオープンを目指す。新たに設立された特別目的会社(SPC)「富士屋旅館合同目的会社」が土地・建物を取得して再生事業を行う。改修と運営は、飲食店や宿泊施設の経営などを手掛ける際コーポレーション(東京都目黒区、中島武代表取締役)が担当する。  再生事業には横浜銀行や地域経済活性化支援機構(REVIC)などが共同で設立した「かながわ観光活性化ファンド」が出資・投資する。  富士屋旅館は湯河原温泉郷の中心地にあり、建物の一部は明治時代に建築された歴史的建造物。02年の廃業以来閉鎖されていた。3月にSPCが前所有者から土地・建物を取得した。リノベーションでは歴史的外観を残しつつ宿泊施設を改修するほか、レストランやカフェなどを新設し、「おもてなし機能...

【現代建築に息づく伝統文化】東京・銀座に観世能楽堂誕生

 能楽界最大流派の観世流の拠点施設「観世能楽堂」が、東京・銀座に誕生した複合施設「GINZA SIX」に移転し、20日に開業した。  東京・松濤にあった能楽堂から長年使用してきた舞台を移築。壁や客席にもふんだんに木材を使用し有機的で統一感のある仕上がりとなった。能楽堂と建物外観のデザインには、伝統的な「和」のテイストという共通性もある。  能楽堂は地域に開かれた施設として、能以外のイベントにも対応するほか、災害時には約1000人の帰宅困難者の一時滞在スペースとしても機能する。  ◇観世能楽堂、銀座の地に150年ぶり帰還◇  「銀座への帰還は150年ぶり」と喜びを語るのは二十六世観世宗家・観世清和氏。観世流は寛永10(1633)年に江戸幕府の3代将軍徳川家光から、現在の銀座1丁目付近に約500坪の土地を拝領したとされる。それから明治維新まで200年以上にわたり拠点を構えていた経緯があり、流派にとって銀座は縁深い特別な場所という。  新たな観世能楽堂はGINZA SIXの地下3...

【大規模アリーナ整備続く】福山市と堺市が事業発注を計画

 ◇福山市新総合体育館、第2四半期に5分割で発注◇  広島県福山市は、千代田町の市営競馬場跡地に計画する新総合体育館を、本年度に5分割で工事発注する。  発注時期は第2四半期を予定。契約方法は、建築と電気、機械、昇降機設備は一般競争入札、ガス設備は随意契約。規模はSRC一部RC・S造2階建て延べ約1万5200平方メートル。事業費は約97億円。今年秋をめどに着工、工期27カ月で19年度の完成を目指す。設計は梓設計・今川建築設計JVが担当した。  新総合体育館は、メインアリーナ、サブアリーナ、武道場、一般利用施設などを収容するほか、2階テラスから芦田川の河川敷へつながる連絡ブリッジを設け一体的な活用を図る。中庭にはクライミングウォール(リード壁高さ12メートル×幅3メートル)も設ける。  メインアリーナは、フロアサイズ約2600平方メートル(約65メートル×約40メートル)、天井高15メートル、2階固定席2100席、1階壁面収納可動席約900席。サブアリーナは、フロアサイズ約1...

2017年4月27日木曜日

【回転窓】盆栽が伝える文化

さいたま市できょうから第8回世界盆栽大会が開かれる。日本での開催は大宮市(現さいたま市)での第1回大会以来28年ぶり▼メイン会場の「日本の盆栽水石至宝展」では、推定樹齢が1000年を超す真柏・銘「飛龍」を筆頭に日本を代表する名品を展示。内外の著名な盆栽作家が制限時間内に盆栽の形を作り上げるデモンストレーションもある▼同市が舞台となるのは「大宮盆栽村」があるからだ。東京・千駄木の植木職人が、関東大震災を機に望ましい環境を探して移住したのが出発点という。現在も6軒の盆栽園があり、「盆栽町」と地名にもなっている▼国会議事堂では、開会日に中央広間の台座に松の盆栽を置く習慣がある。四つある台座のうち三つは板垣退助らの銅像が備え付けられているが、一つは空席。優れた政治家の輩出を待つ意味を込めて盆栽を飾るそうだ▼成長する樹木を年月をかけて理想の姿に仕上げる盆栽。時には荒ぶる自然と折り合いながら生きてきた日本人気質と重なる気がする。世界の政治が揺れている昨今。しなやかにいなしつつ、きれいな形を作...

【5月15日に記念式典】東北大青葉山新Cの中核施設群が完成

 東北大学が段階的に建物やインフラの整備を進めてきた青葉山新キャンパスの核施設となる「農学系総合研究棟」と福利厚生施設の「青葉山コモンズ」が3月までに完成した。5月15日に新キャンパス開設記念式典を現地で開く。  新キャンパスでは14年に災害科学国際研究所が完成し、15年には地下鉄東西線青葉山駅も開業。今回、二つの大型施設が完成し、研究開発・教育の基盤整備が整った。  新キャンパスには13年11月、東北大と半導体大手の東京エレクトロンが次世代型磁気メモリーの共同開発を行う施設となる「国際産学連携集積エレクトロニクス研究開発センター」が完成。1年後の14年11月には東日本大震災の知見と教訓を生かし、防災・減災研究を行う拠点施設となる「災害科学国際研究所」(今村文彦所長)が竣工した。  農学系総合研究棟は、仙台市中心部の東北大学農学部キャンパスを全面移管するための受け皿となる。青葉山コモンズは、食堂や図書館、ホールなどが入る福利厚生施設として同棟の東側に建設された。  農学部の移...

【対象は32施設】東京五輪組織委、競技会場仮設オーバーレイ基本設計発注

仮設オーバーレイの設計対象施設の一つ「東京体育館」 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は25日、2020年東京五輪の競技会場に一時的に備え付ける仮設オーバーレイ(仮設観客席、テントなど)の基本設計の委託先を決める条件付き一般競争入札6件を公告した。詳細設計と設置工事は一括で別途発注する。  基本設計6件の入札概要は次の通り。▽件名=〈1〉参加申請期限〈2〉開札日〈3〉対象施設〈4〉履行期間。 ビーチバレーボールの会場となる潮風公園(ⓒ tokyo2020) ▽仮設オーバーレイ基本設計業務委託(1)海の森水上競技場ほか6会場=〈1〉5月11日〈2〉5月26日〈3〉海の森水上競技場、青海アーバンスポーツ会場、海の森クロスカントリーコース、カヌー・スラローム会場、大井ホッケー競技場、お台場海浜公園、潮風公園〈4〉9カ月  ▽同(2)オリンピックスタジアムほか3会場=〈1〉同17日〈2〉6月1日〈3〉新国立競技場、東京体育館、国立代々木競技場、日本武道館〈4〉同 セーリング競技の拠点となる江の島ヨットハーバー(ⓒ...

【WLB実現へ自ら考え行動】長大、女性活躍促進PT発足

 長大が女性の活躍を促進するためのプロジェクトチームを発足させた。  女性の活躍を後押しする研修や啓発の推進が目的で、女性社員全130人がメンバー。プロジェクトを通じ女性社員のニーズを吸い上げる。同時に女性社員が自らの新しい可能性に気付き、考え、行動することを目指す。  プロジェクトの成果は10月にスタートする来期の施策に反映させていく。  同社は「新たな人事施策を考える委員会」を15年に設置し、2年にわたり長時間労働の解消、女性活躍促進、介護支援、高齢者雇用などの施策を検討してきた。来年3月に創立50周年を迎える今期は「働き方改革元年」と位置付け、働き方改革推進室を設置するなど体制を強化している。  女性活躍促進に向けては、女性活躍推進法に基づく自主行動計画を昨年4月に始動。より実効性のある内容とするため、「女性の活躍促進プロジェクトチーム」を立ち上げた。  同社のコーポレートロゴの「C」と「C」で始まるキーワード(コミュニケーション・チェンジ・チャレンジ・キャ...

2017年4月26日水曜日

【回転窓】よい風呂の日に

きょう4月26日は「よ(4)い」と「ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせから、「よい風呂の日」。親子が一緒にお風呂に入って対話を深めることなどを目的とした記念日という▼確かにお風呂は貴重なコミュニケーションの場になる。親子の会話が弾むのはリラックス効果によるものだろうか。3年前に人気映画「テルマエ・ロマエ」の2作目が公開されたのに合わせて制定された記念日で、言い得て妙のネーミングである▼東京ガスが代表の風呂文化研究会は08年、「『浴育』のすすめ」と題した冊子を発行した。親子で入浴する“浴育”の楽しさに「遊び」「会話」「学ぶ」を挙げ、お風呂が父親の育児参加に「絶好の場」とも紹介している▼子どもとお風呂に入るのは11歳まで、父と娘では9歳までが多い-。研究会の参加企業が行った調査ではそんな結果も出ている。子どもの成長は早く、「よい風呂の日」に浴育の大切さを改めて認識するのもいい▼お風呂にまつわる記念日には、「お風呂の日(2月6日)」「露天風呂の日(6月26日)」「パパフロの日(8月26日)...

【提携紙ピックアップ】建設経済新聞(韓国)/金海新空港建設(釜山市)、本格始動へ

総事業費6兆ウォン近い金海新空港建設事業(釜山市)が本格軌道に乗ることになった。昨年7月に着手した予備妥当性調査を紆余(うよ)曲折の末に通過し、空港開発基本計画の作成作業に拍車を掛けることができるようになった。  国土交通部は、金海新空港建設事業に対する予備妥当性調査が終了したことに伴い、空港開発基本計画の作成委託業務を発注する計画であると10日明らかにした。  空港開発基本計画には、空港開発予定地域の範囲、空港の規模・配置、建設・運営計画などを盛り込む。その後、来年から2020年までかけて基本・実施設計を経て、21~25年に本工事を実施し、26年開港を目標に推進する計画だ。  国土交通部は金海空港の西側に年間3800万人の乗客を処理するための滑走路、国際線ターミナル、係留場など空港施設と新規国際線ターミナルにアクセスするための道路・鉄道といったアクセス交通網を建設することにしている。 (CNEWS 4月11...

【提携紙ピックアップ】セイ・ズン(越)/ハノイ建築大学が日本と関係強化

 ベトナム最大規模の建築系大学であるハノイ建築大学(HAU)は、日本の大学・教育機関との関係を強化する。  レ・クアン学長は「日本は世界的に活躍する建築家を多数輩出している。多くのベトナムの建築家が日本への留学経験を持っている」と話し、これまで日本の大学と築いてきた友好関係を拡大させる意向を示した。  クアン学長によると、HAUには東京大学などで学位を取得した教員が多数在籍している。日本で行われる国際コンペに参加する学生が多く、留学希望者も増えていることから、交換留学制度などをより広めたいとした。 (セイ・ズン 4月21...

【多摩川横断の新橋梁整備】殿町羽田空港線ほか道路築造、五洋建設JVに

連絡橋の完成イメージ 川崎市は25日、4月7日に一般競争入札を開札して低入札価格調査を行っていた「都市計画道路殿町羽田空港線ほか道路築造工事」(WTO対象、総合評価方式)の落札者を201億1000万円で五洋建設・日立造船・不動テトラ・横河ブリッジ・本間組・高田機工JVに決めた。  6月の市議会で承認を受けた上で本契約を締結する。設計・施工一括発注方式で多摩川を渡る橋梁を建設する。履行期間は21年3月31日まで。  入札には3者が参加、うち1者は応札を辞退した。予定価格は260億9714万円、低入札価格調査の基準価格は247億4791万円だっ...

【多機能型スタジアム・アリーナ、整備実現へ動く】スポーツ庁、近くモデル事業者の募集開始

スポーツ庁は今月中にも、数千~数万人を収容できる多機能型のスタジアムやアリーナを整備するモデル事業者の募集を始める。  主な対象は新築や既設施設の増改築や改修を検討・計画する地方自治体や民間事業者。コンサートなどのスポーツ以外のイベントも常時開催できる多機能型の「稼げる」施設づくりを前提に、同庁が外注する専門家を派遣して計画作りや調査検討などを助言する。  スポーツ庁は、17年度予算に「スポーツ産業の成長促進事業」として新規計上した1・3億円の一部を今回のモデル事業に充てる。  多機能化や街なかへの立地、商業施設の併設などを柱とする高収益型のスタジアム・アリーナづくりは、政府が昨年6月に決定した成長戦略「日本再興戦略2016」に盛り込まれている。  政府は先月24日の未来投資会議(議長・安倍晋三首相)で2025年までにスタジアムやアリーナを全国に20カ所整備する方針を決めた。現時点で整備対象は確定していないが、安倍首相は法律や予算、税制を総動員して具体化する考えを示し...

【広島新スタジアム整備で調査着手】中央公園広場サッカースタジアム整備影響等調査、山下PMCに

広島市は、「中央公園広場におけるサッカースタジアム整備の影響等に係る調査・検討業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで山下ピー・エム・コンサルタンツを最優秀提案者に選定した。近く委託契約する。  業務費用は800万円以内。6月をめどに施設配置などの検討、周辺地域からの質問書等への対応に関する検討について中間取りまとめを行う。引き続き、実現可能性の検証と三つの候補地を比較検討し、9月29日までに結果を取りまとめる。対象地区は中区基町の中央広場公園約7・9ヘクタール。  業務内容は、▽15年度に実施した可能性調査で想定した旧市民球場跡地、広島みなと公園に整備するスタジアムと同等の施設を中央公園広場に建設する場合の各種検証(日影検討、ボリュームチェック、観客席の席数、アイレベルの確認・検証、施設構成、諸室レイアウトの確認・検証、概算事業費算出、図面等の作成、パース作成など)▽周辺地域からの質問書等への対応に関する検討▽実現可能性検証と三つの候補地の比較検討。履行期間は9月29日ま...

【18年度にも方針取りまとめ】秋田県と秋田市、スタジアム建設で検討会立ち上げへ

スタジアム建設に向けた検討組織は今夏に立ち上がる予定(写真はイメージ、本文とは関係ありません) 秋田県と秋田市が共同で計画する大規模なサッカースタジアムの建設構想が近く本格的に動きだす。  スタジアム整備を公約に掲げる佐竹敬久秋田県知事と穂積志秋田市長が4月の知事選・市長選でそろって再選され、県・市が共同でサッカー場を建設する事業が実現に一歩近づいた。  県は6月補正予算案に施設整備に向けた検討会の開催経費を計上し、今夏までに市や有識者を交えた会合を立ち上げる。会合の検討結果を踏まえ、県と市は18年度にも施設の建設場所や規模などを示す基本構想を打ち出す予定だ。  県は12年度から、サッカーJリーグの試合開催など大規模なスポーツイベントを行えるスタジアムの整備を検討してきた。13年2月には、県内の既存施設を改修・拡充し、スタジアムを実現するとの基本方針を打ち出していた。  ただ県の担当者は4月時点で、既存施設をリニューアルする場合と新たにスタジアムを建設する場合では事業費...

2017年4月25日火曜日

【20階建て延べ2・9万㎡】さいたま新都心ビル商業ゾーン、5月17日先行開業

 JR東日本が建設している「JRさいたま新都心ビル」(さいたま市中央区新都心11の1)のうち、2~4階部分の商業ゾーンが5月17日に先行オープンする。グランドオープンは6月13日を予定している。  同ビルはJRさいたま新都心駅に近接。規模はS一部SRC造地下2階地上20階建て延べ2万9558平方メートル。ホテル(157室)、事務所、商業施設、ブライダル施設、子育て支援施設などが入居する。商業ゾーンの店舗数は14店舗で店舗面積は約2500平方メートル。  ビルの設計は清水建設、施工は大和ハウス工業が担当した。ビルの運営はジェイアール東日本ビルディングが行...

【女性技術者のトリセツ作成しました】日建連、都内でけんせつ小町セミナー開く

 日本建設業連合会(日建連)は21日、会員企業の女性技術者を対象にした第3回「けんせつ小町セミナー」を東京・渋谷のTKPガーデンシティ渋谷で開いた。  これまでのキャリアを振り返りながら、今後の働き方を考えるとともに、他社の技術者との交流を促すのが狙い。27社から27人が参加し、グループに分かれての議論や自分の「取扱説明書」の作成などを行った。  セミナーの冒頭、「けんせつ小町」と名付けた建設業で働く女性の活躍促進に取り組んでいるけんせつ小町委員会けんせつ小町部会の畠中千野委員(大成建設)が「皆さんのこれからの働き方を考えるきっかけにしてほしい。終了後には懇親会でもたっぷり交流して下さい」とあいさつした。  セミナーは、女性の起業塾などを開催している倉橋和世キャリエラ代表取締役が講師を務めた。個人とグループそれぞれで、これまでのキャリアについて話し合った後、個人ごとに取扱説明書を作成。得意なことなどの「セールスポイント」、苦手なことの「注意事項」、癒されたり夢中になっていたりす...

【回転窓】GW、休めますか

間もなく5月の大型連休。プレミアムフライデーの4月28日と5月1、2日を休めば10連休(4月28日~5月7日)になる今年の暦。旅行やレジャーの計画を立てている人も多いだろう▼JTBが先日発表したゴールデンウイーク(GW)の旅行動向予測によると、期間中の旅行者総数は2360万人。うち59・5万人が海外に出掛ける見通しという▼そもそもGWの呼び名が定着したのは1950年代初め。お正月やお盆休み以外の時期に観客を増やしたかったある映画会社が宣伝用語として編み出し、定着した和製英語という。大型連休といっても誰もが長い休みを謳歌(おうか)できるわけではない▼サービス業は書き入れ時だし、休みの時期を狙ってオフィスや工場がリニューアル工事に入るケースも多く、建設業でも仕事という人は少なくないと聞く。新年度が始まって間もないこの時期、長い休みで緊張が解け、反動で勉強や仕事の意欲が減退する「5月病」も心配だ▼働き方改革が叫ばれ、労働時間の短縮や職場環境の改善が注目される中で迎える今年のGW。暦通り...

【橋長927m、新たなランドマーク誕生】小名浜マリンブリッジ(福島県いわき市)が完成!!

 福島県と国土交通省が全国初の特定貨物輸入拠点港湾として整備している小名浜港(福島県いわき市)の3号ふ頭と人工島の東港地区を結ぶ臨港道路「小名浜マリンブリッジ」が完成し、23日に現地で完成披露式が行われた。  小名浜マリンブリッジは橋梁延長927メートル。航路部の5径間連続PCエクストラドーズド橋(510メートル)を4径間連続PC箱桁橋(3号ふ頭部220メートル、東港部197メートル)で挟んだ構造が特徴。臨港道路にエクストラドーズド橋が用いられた初の事例という。桁橋と斜張橋の長所を取り入れた形式で、桁高を抑えて道路勾配を緩やかにする効果がある。  10年3月に事業に着手し、3月末に完成。当面は東港地区建設関連の車両移動路として暫定的に活用する。将来は東港地区に陸揚げされる輸入石炭を内陸に輸送する臨港道路となる。  完成披露式であいさつした国交省の菊地身智雄港湾局長は「小名浜マリンブリッジは東港地区と一体的に小名浜港の拠点となり、国際バルク戦略港湾として我が国の産業競争力強化と国...

【脂肪燃やして社会貢献!?】国際航業ら、スマホアプリの実証実験開始

NPO法人メタボランティア(東京都品川区、竹田周代表理事)と国際航業は、個人がスポーツやダイエットを通じて消費したカロリーを金額に換算して社会貢献団体に寄付できる携帯端末向けアプリケーション「Charity Diet(チャリティー・ダイエット)」の事業化に向けた実証プロジェクトを開始する。  5月から2カ月、500人を対象にサービス実験を行う。専用サイトで参加者(会員)を募集している。 チャリティー・ダイエットは、スマートフォンなどで使用可能な無料のアプリと、フィットネス、ランニング、ウオーキング、ダンス、ヨガ、ゴルフなど各運動で消費するカロリー量を取得できるアプリを連動させ、消費カロリーを金額に換算して応援する参加団体に寄付する仕組み。メタボランティアが企画・プロデュース、アプリ開発を担当し、国際航業がビジネス開発、システム開発支援を行う。 寄付できる団体はNPO法人ハンガー・フリー・ワールド、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、NPO法人ワールド・ビジョン・ジ...

2017年4月24日月曜日

【スポーツで地域活性化】スポーツ庁、12冊のまんが事例集制作

 ◇新たなまちづくりの起爆剤に◇  スポーツ庁がスポーツによる地域活性化を後押しするため、12冊のまんが事例集を制作した。北海道から九州まで全国12市町を選び、地元の専門学校や短期大学に通いまんがなどを学んでいる学生らに取り組み事例を描いてもらった。  制作した事例集は『ラグビー合宿の聖地へ』(北海道網走市、なつき凜さん)、『日本初のバレーボール専用体育館・オガールベース』(岩手県紫波町、小野花奈さん)、『バスケで秋田を元気に』(秋田市、清野翔太さん)、『世界が注目するアウトドア天国・みなかみ』(群馬県みなかみ町、木村信吾さん・齋藤来美さん・清水蒼衣さん)、『市民が主役の交流拠点アオーレ長岡』(新潟県長岡市、上村千夏さん)、『サッカーで地域を盛り上げる』(長野県松本市、志賀北登さん)、『マリンスポーツでまちおこし』(三重県熊野市、石川智代美さん・小川美乃里さん)、『「自立と連携」スポーツを核に地域に雇用を生む』(島根県出雲市、佐々木よう子さん・かみや風利さん・松岡亜門さん)、『瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会』(愛媛県今治市、二宮法子さん)、『Japan...

【回転窓】休日の過ごし方改革も

日本建設業連合会(日建連)が土曜日の現場閉所を原則とする週休2日の定着に向けた検討に入った。先に発足させた推進本部で議論して17年中に行動計画をまとめ、5年で定着を目指すという▼若い担い手を確保する労働環境改善の取り組みの一つ。働き方改革をめぐる政府の方針で建設業への時間外労働の上限規制適用も決定。対応は避けられない。工期、コスト増への対処、顧客の理解、日給制技能者の収入確保…。課題は多いが、休日労働が常態化している慣習を打破する試みへの期待は大きい▼週休2日実現への機運が盛り上がる中、一部の会員企業からユニークな提案も浮上している。その一つが「休日の過ごし方改革」。ある会員企業の首脳は「休むだけでは働き方改革にならない」と指摘。「人間力の向上につながる休日」を求めている▼「人間力」などと言うと少し堅苦しい雰囲気になるが、こだわっているのは目的と内容。家族の絆を深める、友達や恋人と過ごす、一人で趣味に没頭する…。「重要なのは休みで増えた時間をどう使うか」だと▼働き方も休日の過ごし...

【横浜中華街の老舗がリニューアル】重慶飯店(横浜市中区)、本館建て替えへ

 横浜・中華街の老舗中華料理店「重慶飯店」(横浜市中区、李宏道社長)が本館を建て替える。  2020年東京五輪などを契機にした将来的な集客増を見据えた戦略。新たな建物は7階建て延べ1145平方メートルの規模で、設計・施工は大和ハウス工業が担当。今月から約1年半休業し、7月にも着工、18年秋のリニューアルオープンを目指す。  総工費は約7億5000万円。最上階には貴賓室として中華街で最大級となる直径3メートルの円卓を24人で囲む個室を備える予定だ。  計画名称は「重慶飯店本館建替計画」。計画地は中区山下町164。敷地面積は241平方メートル。  本館は1959年に開店。本館の建て替えは創業以来初となる。新店舗のデザインコンセプトは「継承」。これまで受け継がれてきた伝統をつなぎ、新たな重慶飯店を表現するという。新本館は1階が売店、2~3階がレストラン、4階が厨房、5~7階が宴会場。席数は従来より120席多い250席とする予定。  重慶飯店は四川料理の老舗として横浜中華街にレスト...

【スマホにも対応しました】日建連、けんせつ小町HP大幅リニューアル

 日本建設業連合会(日建連)は、建設産業で働く女性「けんせつ小町」の情報を提供するホームページを大幅にリニューアルし、24日に公開する。  けんせつ小町について「知りたい」「なりたい」「会いたい」などのコンテンツを用意。建設業になじみのない一般の人に関心と親しみを持ってもらうと同時に、会員企業などが必要な情報を把握しやすい内容、デザインに改めた。スマートフォンやタブレット端末での閲覧にも対応させた。  会員企業が必要な情報を取り出せるよう時系列にファイルなどを並べてあった従来のデザインを一新。建設業で働く女性の姿と、女性を歓迎している建設業の姿勢を強調。写真を使い、現場のけんせつ小町工事チームの活動や現場監督の仕事などを紹介している。  「けんせつ小町のつながり」というコンテンツも設け、現場などで活躍するけんせつ小町の支援につながる情報を分かりやすくまとめた。経団連、政府、都道府県の支援情報が分かる「働く女性の相談窓口」などのリンクもある。ホームページのQRコードも用意した。 ...

【応募総数379点】建コン協フォト大賞・大賞Jr決まる

横田直さん(岡山県)の「水田鏡」  建設コンサルタンツ協会(建コン協)は、第8回「建コンフォト大賞」と第4回「建コンフォト大賞Jr」の受賞者を発表した。大賞の最優秀賞は横田直さん(岡山県)が撮影した「水田鏡」、中・高校生を対象にした大賞Jrの最優秀賞は米島菜津美さん(富山県)が撮影した「種蔵の里」と題した作品がそれぞれ選ばれた。  水田鏡は、井原鉄道(岡山県倉敷市)の高架橋を走る電車の姿が水田に映る様子を捉えた幻想的な作品。種蔵の里は、岐阜県飛騨市の棚田の脇道を一人の女性が上る姿を写した印象的な作品。 米島菜津美さん(富山県)の「種蔵の里」  両賞は建設コンサルタントの仕事への興味・関心を高めてもらおうと毎年実施。今回は、大賞に288点、大賞Jrに91点の応募があり、宇於崎勝也日大准教授が委員長代理を務める審査委員会が計13点の入賞作品をそれぞれ選ん...

【凜】大建工業住空間事業部三重工場内装開発課・稲継実栗さん

 ◇テーマを持って商品を開発したい◇  大学時代、木材に関する研究をしていた。研究してきたことを生かしたいと考え、就職活動では木材を使った建材を販売するメーカーを中心に検討。その中で、同じ研究室に所属していた先輩が数人入社していたことや、木材を使った商品の研究・開発に早くから携われる可能性を感じたことなどから、大建工業への入社を決めた。  入社3年目。現在所属している内装開発課では、3チームに分かれて商品を開発しており、その中で床材や壁材を開発するチームに在籍している。  入社前、研究・開発職は「黙々と仕事を進めている」というイメージを抱いていた。だが、一つの商品を開発するのに営業担当者や他工場で勤務している人などさまざまな人が関わっていることが分かり、イメージは一転。「いろいろな人と話すと全く新しい発想が得られることもあるので、コミュニケーションするのが楽しい」と笑顔で話す。  3年目ということもあり、関わった商品の数は少ない。「自分が開発したいと思う商品のイメージがま...

【建設業の心温まる物語】松尾建設・今村純也さん(愛知県)

 ◇たまたま、から始まるやりがい◇  私が今いる会社に入社したのは、工業高校の土木科にたまたま進学し、高校のインターンシップにたまたま参加した会社だったという理由でした。たまたま入った会社であり、たまたま就いた建設業の仕事だったので、特にやりたい仕事というわけではありません。そのためやる気を持って仕事をしていませんでした。仕事でミスをして、上司や先輩に怒られ、何度も辞めようと思っていました。  そんなある日、ある現場にて協力会社のAさんと話していた時のことです。いつもAさんから遠回しに「いつ辞めてもいいんだよ」と言われていました。私は、そんなAさんになぜ今の仕事を続けているのか聞いてみました。  すると「これがオレの天職だから」と一言返ってきました。思いもよらない返事に驚きました。  そして、「自分の仕事を天職と言えるなんてかっこいいな。私もそれぐらい建設の仕事を好きになってみたいな」と思いました。Aさんは考え方だけでなく、その働く姿もかっこよく見えました。  その現場...

【建設業の心温まる物語】殖産工務所・鈴木秀樹さん(山形県)

 ◇厳しい貴重な体験をさせてくれた尊敬する課長  会社に入り初めて現場を担当した時のことです。3~4人の作業員と職長で道路工事の付帯工事を行っていました。しかし測量ミスや打合せ不足、仮設計画の不備などで、工事のやり直しや、手待ちが発生してしまい、工程通りに進まない状況が続いてしまいました。当時の上司であるA課長は現場であまり指導をしてくれません。事務所に帰り現場の状況を報告すると「なぜ進まないの? あなたの準備が悪いんでしょ!」と言われます。事務所に戻るのがイヤになっていました。  工期が迫り、会社の仲間が手伝いに来てくれることになりました。毎日夜10時頃まで残業して作業を行ってくれました。さらに夕方になると総勢20人ほどの作業員がきてくれて作業をしてくれました。  しかし私は、大勢の作業員の陣頭指揮をうまく執ることが出きず、意気消沈していました。すると、A課長が現場に来てくれ「俺にまかせろ」と言って全ての采配と段取りをしてくれました。  課長は私の考えや、段取り、工程、...

【建設業の心温まる物語】樋下建設・高橋学さん(岩手県)

 ◇ベテランに負げねぇぞ!◇  私の父は重機オペレーターをしています。小学生の時に初めて、重機に乗り作業をする父を見ました。父は大きい重機を自分の手足のように動かしていました。私が建設業に就きたいと思ったきっかけは、そんな父がとてもかっこよく見えたためです。  「私も父のように重機を動かしたいなぁ」。ただそれだけの理由で、高校では土木学科を選択しました。  そして現在の会社に入ることにしました。入社前に社長と面談をした時にこう聞かれました。  「我が社に入ったら何がしたい?」  私が「父のような重機オペレーターになりたいです」と答えると、「せっかく高校で土木の専門知識を勉強したんだから施工管理をやってみなさい」と言われました。そして現在では施工管理者として現場の責任者を任せていただいています。  あるとき、下水道工事をしていました。土に埋まってしまうものを苦労かけてやっても意味がないと思っていました。すると住民のおばあさんに「いつも工事をしてくれてありがとう」と言われ...

【サークル】共同カイテック ランニングクラブ

 ◇目標はダイエットにホノルルマラソン◇  共同カイテック(東京都渋谷区、吉田建社長)の有志による同好会。代表を務める入沢充明さん(管理本部広報チームチーフ)が創設した。  最初は入沢さん1人でランニングをしていたが、8年前に東京都総合組合保健施設振興協会が主催するミニマラソン大会に2人で出場してから徐々にメンバーが増えた。現在はバスダクト事業部から12人、フロアシステム事業部から5人の計17人が所属する。  「消費カロリーはビールと焼き肉で補う」がモットー。「走った後のビールは格別。それを楽しみにランニングしている」と入沢さん。  定期的に部員が集まって練習することはないが、埼玉県上尾市で開かれる上尾シティマラソンや、同行田市で開かれる行田鉄剣マラソンには毎年10人前後が参加。個人競技のため部員が各自で大会にエントリーして走りを楽しんでいる。各部員の目標はダイエットや自己ベストの更新などさまざま。それぞれが掲げる目標に向かって努力する。  入沢さんは、「目標はホノルルマラ...

【駆け出しのころ】安藤ハザマ執行役員技術本部長兼技術研究所長・弘末文紀氏

 ◇最終イメージをきっちり描く◇  もともと研究職を希望したわけではなかったのですが、入社して下水処理場の現場で3カ月間研修した後、技術研究所に配属されました。  ここですぐに「読んでおくように」と渡されたのが地下水の流れに関する解析プログラムが記録されたテープのリールです。大学で海岸工学を専攻し、波の解析を行っていたので基本的な流れは理解できたのですが、1000行にも及ぶプログラムすべてを読むのに1カ月ほどかかり、夢の中にまでプログラム言語が出てきました。  入社2年目、建設省土木研究所(当時)に出向し、ダムの基礎岩盤の地下水計測技術であるルジオン試験の精度向上に取り組みます。私はこの出向を終えたら会社に戻るものと思っていましたが、今度はそのまま日本原子力研究所(同)に出向することになり、低レベル放射性廃棄物の処理に関する研究に携わりました。  これら二つの研究機関で勉強させていただいたことは大変ありがたく、貴重な経験になりました。土木研究所では、研究開発というのは目次を作...

2017年4月21日金曜日

【五輪関連施設、17年度に続々着工】有明テニスの森など2施設の整備内容明らかに

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京都が整備する施設のうち、有明テニスの森(江東区有明2丁目)と大井ホッケー競技場(品川区八潮4丁目、大田区東海1丁目)の施設計画の詳細や工事工程などが明らかになった。  有明テニスの森は現在49面あるコートのうち有明コロシアム以外のコートを再整備し、観客席付きのショーコート1と、クラブハウスを備えたインドアコートを新設。コロシアム西側にある歩行者通路をシンボルロードとして拡張する。大会後はショーコートはそのまま残し、インドアコートなどの仮設施設を撤去して49面に戻す。  大井ホッケー競技場は大井ふ頭中央海浜公園内にある第一球技場と第二球技場を改築・改修する。第一競技場をメインピッチとなり、スタンド新築やフィールド整備、競技用照明整備を実施。第二球技場はサブピッチとして既存スタンドの改修、フィールド整備、競技用照明の改修を行う。  ◇3千席ショーコート新設、仮設のインドアコートも◇  改修後の「有明テニスの森」のイメージ。手前中央がインドアコート (提供:東京都)  有明テニスの森と有明コロシアムの改修は17~19年度の約21カ月間で実施する。新設するショーコート1は3000席の観客席を備えたRCおよびS造3階建て延べ約6040㎡の規模で、有明コロシアムと芝生広場の隣接地に建設する。  一方、クラブハウスを備えたインドアコートは、既存のクラブハウスがある場所に仮設で整備する。SおよびW造2階建て延べ約1万0330㎡の規模。屋上に太陽光発電設備を設置する。有明コロシアムは既存の維持更新計画に基づき老朽設備の更新、バリアフリー改修、屋根の改修、別棟・デッキ棟の整備を行う。  すでに「有明テニスの森公園および有明コロシアム(28)改築および改修工事実施設計」を3億1500万円で環境デザイン研究所に委託済み。業務の履行期限は6月30日に設定されており、設計完了後、「有明テニスの森公園および有明コロシアム(29)改築および改修その他工事」のほか、関連する電気、空調、給排水衛生、昇降機の各設備工事を発注する。  現在の有明テニスの森 (ⓒ...

【7割超が人材確保へ取り組み実施】帝国データ、人材確保に関する企業意識調査

人材確保に向けて賃金体制の見直しなどを実施―。  民間信用調査会社の帝国データバンクは、約2万3000社の民間企業を対象に、人材確保に関する意識調査を行った。調査結果によると、調査に答えた1万0082社の約7割、7281社が「2016年4月以降に新たな人材確保に向け何らかの取り組みを実施した」と回答した。  取り組み内容で最も選択率が高かったのは「賃金体系の見直し」(46・6%)で、2番目に多かった「就業制度の充実」(23・5%)に対して約2倍の割合になった。時短勤務やフレックスタイム制度、有給休暇時間取得など、大企業を中心に各社は働き方改革に向けた取り組みに力を注ぐ。ただ産業界全体で人材不足が深刻化する中、ソフト面の対応だけで人材の確保・定着を図るのは難しく、賃金の見直しを進める企業は増えている。 人材確保の取り組みを実施した企業を業種別で見ると、実施割合が7割を越えたのは運輸・倉庫業(81・0%)、建設業(79・8%)、農林水産業(77・6%)など6業界だった。 ...