新聞折り込みのマンションや一戸建て住宅のチラシを見ながら、自分が住んだらどんな生活を送れるか想像するのは楽しい。テーブルはここ、テレビはあそこに…等々▼生活が始まれば想像した以上の世界が広がっていることも。住んでみないと分からないことは少なくない。住宅や建物だけでなく、道路をはじめ各種インフラも同じであろう。人々の生活にどんな効果をもたらすのかは、完成して使われてこそ分かる▼個々の建設技能者を登録し、それぞれの経験や技能を蓄積する建設キャリアアップシステムへの関心が高まっている。現段階でシステムの要件が定まったに過ぎず、具体的な開発はこれから。稼働は早くても1年後の見通しだが、システムの開発・運用について業界内の受け止め方はさまざまだ▼本紙1面のインタビュー連載「建設キャリアアップシステムを語る」はきょうで最終回を迎えた。登場いただいた官民6人の方々だけでもいろいろな意見がある▼客観性が高く業界統一のルールで運用されるシステムを実際にどう生かしていくのか。本格稼働に備えて建設産業全体が想像を巡らせなければいけない。
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