2017年4月18日火曜日

【開業予定は11月25日、個人利用もOK!!】武蔵野の森総合スポーツプラザ、指定管理者募集手続き開始

東京都オリンピック・パラリンピック準備局は、3月末に竣工した「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(調布市)の管理運営を担う指定管理者の募集手続きを開始した。

 施設は地下1階地上4階建てのメインアリーナ棟、地下1階地上3階建てのサブアリーナ・プール棟で構成。業務期間は17年10月~23年3月に設定した。都が指定管理者に支払う年間指定管理料の参考価格は2億0970万円(税込み)。

 武蔵野の森総合スポーツプラザはオリンピックで近代5種(フェンシング)とバドミントン、パラリンピックでは車いすバスケットボールの競技会場となる予定。五輪の競技会場に選ばれている都内の既存施設が今後、相次ぎ大規模改修に入ることから、同プラザはその代替機能も果たすことになる。

指定管理者は施設全体の管理、プールやトレーニングルームなどの運営のほか、地域貢献事業やスポーツ振興事業を担当。施設利用が少ない時期などを対象に施設を使った自主事業を企画・立案・実施することもできる。隣接する味の素スタジアムとの連携、ラグビーワールドカップ2019、東京オリンピック・パラリンピックに関連する取り組みもに協力する。

 4月20日午後1時30分から現地説明会を開催。5月29~31日に応募書類を受け付ける。6月に第1次審査、7月に第2次審査を行い、8月に選定結果を公表。10月に都議会で指定決議を受けた後、協定を締結し、11月25日の開業に備える。

 都議会で承認された「武蔵野の森総合スポーツプラザ条例」によると、施設の利用料金は、メインアリーナで入場料を徴収しない場合が50万6000~137万9000円(使用時間によって異なる)、入場料を徴収する場合が202万2000~551万4000円(同)。個人の利用料金は屋内プールが1000円(2時間)、トレーニングルームが600円(同)となっている。
武蔵野の森総合スポーツプラザの建設中の様子(16年2月撮影)
メインアリーナはバレーボールやバスケットボールのコートが4面設置可能。固定席は約6000席で、仮設椅子などの設置で1万人以上も収容も可能だ。サブアリーナはバレーやバスケのコートが2面とれる広さで、固定席は374席。屋内プールは50m×20mの8コースで、207席の見学席が設けてある。トレーニングルームには2室のフィットネススタジオが併設されている。カフェや多目的スペースもあり、駐車場は一般用134台、関係者用43台、492台分の駐輪場もある。

 施設は3月末で竣工したが、オリンピック・パラリンピックの開催に向け、アクセシビリティ・ガイドラインに基づくバリアフリー化工事を行う。利用スケジュールに制約が掛かることから味の素スタジアムのように第三者に管理運営を任せる手法は採らず、都のコントロール下で施設を運営管理。23年4月以降は民活導入などを検討する。

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