2017年4月17日月曜日

【展示場は3万㎡超】沖縄県大型MICE施設DBO、大林組ら15社グループに

 沖縄県は、DBO(設計・建設・運営)方式で行う「沖縄県大型MICE施設整備運営事業」の一般競争入札(WTO対象)で大林組を代表企業とするグループを落札者に決めたと公表した。落札額は427億3575万円。今後、総合評価方式での同グループの提案内容に沿って協議を進め、議会の承認を得て契約を結ぶ。

 大林組グループの構成員は15社。設計・工事監理は日建設計、国建、環境設計国建の3社、建設は大林組、國場組、金秀建設、大米建設、大城組、仲本工業、沖電工の7社、開業準備・運営は日本コンベンションサービス、DMC沖縄の2社、維持管理は沖縄ダイケン、国際ビル産業、アイレントの3社がそれぞれ担当する。

 大型MICE(国際的なイベント)施設は▽展示場(3万平方メートル以上)▽多目的ホール(7500平方メートル以上)▽中小会議室20~30室▽立体駐車場2000台以上▽本施設と外部を結ぶペデストリアンデッキ▽外構-で構成。このうち立体駐車場とペデストリアンデッキ、外構の工事は別途発注する。

 入札ではDBO方式の施設のほか、飲食施設や物販施設、観光案内所などの自主収益事業を民間側が自由に提案できるとしていた。

 事業場所は西原町東崎、与那原町東浜。事業期間は設計・建設が契約締結から20年6月30日まで、開業準備が17年11月1日から供用の前日まで、運営・維持管理が供用から32年3月31日まで。供用は20年9月1日を標準、21年3月31日を最終期限とし事業者に提案を求めていた。

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