芝浦工業大学は11日、建築系学科を統合・再編して4月に建築学部建築学科を新設したのを記念する式典を東京都千代田区の帝国ホテルで開いた。大学関係者や建築系学科の学生とOB、来賓ら約500人が出席。村上雅人学長はあいさつで「地球の持続可能性に貢献できる国際的な建築家を育成していく」と新学部開設の意義と役割を強調した。
従来の工学部建築学科と建築工学科、デザイン工学部デザイン工学科(建築・空間デザイン領域)の2学科1領域を統合・再編した。
堀越英嗣建築学部長は「都市デザインや環境デザイン、ランドスケープ、地震、人口減少、高齢化など建築分野の多様化が進む時代だからこそ、建築の持つ変わらない価値を表現することが重要だ」と建築学部開設の意義を説明した。
同大の客員教授を務める谷口博昭国土技術研究センター理事長と伊藤明子国土交通省官房審議官が祝辞を述べたほか、鹿島昭一鹿島取締役相談役ら4人に名誉博士号を授与。建築家の隈研吾氏による記念講演「建築の力」、同大の客員教授による「今建築を学ぶ学生に求めるもの」をテーマにしたパネルディスカッションも行われた。
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