2017年4月13日木曜日

【工事費120億円、施工者選定手続きへ】国立代々木競技場耐震改修(東京都渋谷区)、10月着工めざす

日本スポーツ振興センター(JSC)は、東京都渋谷区にある国立代々木競技場の耐震改修工事を10月に開始する。施工者を決める入札契約手続きを4~5カ月後に公告する方向だ。工費は120億円、工期は2カ年程度をそれぞれ想定。基本・実施設計は丹下都市建築設計・久米設計JVが担当している。

 1964年に竣工した代々木競技場(東京都渋谷区神南2の1の1)は、第一体育館(RC一部S造地下2階地上2階建て延べ2万8754平方メートル)、第二体育館(RC一部S造地下1階地上1階建て延べ6947平方メートル)、プールなど複数の競技施設で構成している。総延べ床面積は4万0635平方メートル。

 JSCは15年10月、代々木競技場の▽第一・第二体育館▽付属棟▽プール棟▽クーリングタワー置き場▽清掃員控え室-などを対象にした耐震改修の基本設計をプロポーザル方式で丹下都市建築設計JVに委託。16年4月には実施設計も引き続き任せていた。設計は既に完了している。

 2020年東京五輪までの工事完了を目指す。東京五輪ではオリンピック競技のハンドボール、パラリンピック競技のバドミントン、ウィルチェアーラグビーの試合が代々木競技場で行われることになっている。耐震改修の今後のスケジュールは、12日にJSCが都内で開いた「17年度方針に関する説明会」で明らかにされた。

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