スタジアムの完成イメージ |
建設地は同市鵜住居町18、19地割。東日本大震災で津波被害を受け、かさ上げ工事を行った旧鵜住居小学校・釜石東中学校跡地で、敷地面積は約9万平方メートル。
スタジアムはS造、建築面積1093平方メートル。固定スタンド6000席を設置し、収容能力は1万6000人以上を確保する。災害に備え、敷地内に100トンの貯水槽を設置する。工期は18年7月まで。
着工式であいさつした野田武則釜石市長は「復興を目標に歩んだ6年間だったが、スタジアム建設の念願がかなった。建物のデザインには『羽ばたき』『船出』と、子どもたちへ向けたメッセージが込められている。来年夏の完成まで工事を温かく見守ってほしい」と述べた。
施工者を代表して大成建設の伊藤昌昭常務執行役員東北支店長は「スタジアム建設に携われることに対し、この上ない喜びとともに責任の重さを感じている。当社が持つ技術と英知をすべて結集し、皆さんに満足いただけるクオリティーのものを造る」と決意を述べた。
□熊谷康宏所長(大成建設)の話□
「私も震災で被災した陸前高田市の出身。同じ岩手県人として、復興のシンボルを作ることに関係できてうれしい。ワールドカップの開催日が決まっているので、スケジュール通りの進行を確実にしたい」。
0 comments :
コメントを投稿