西日本高速道路関西支社が建設を進めている新名神高速道路大津~神戸間約80キロのうち、京都府域の城陽ジャンクション・インターチェンジ(JCT・IC)~八幡京田辺JCT・IC間が、4月30日午後3時に開通した。
第二京阪道路と京奈和自動車道を結ぶ延長3・5キロの区間で、アクセス道路となる一般府道八幡京田辺インター線(約1・9キロ)も同時に供用を迎えた。開通に先立ち、城陽JCT・IC付近の本線上で記念式典が行われ、関係者ら多数が出席して開通を喜び合った。
同区間(城陽市寺田金尾~八幡市美濃山荒坂)は主に平野部を通過するルートのため、8割以上が高架橋・橋梁区間となる。11年11月に工事着手し、5年半の歳月を経て、京都府域で初めて新名神が開通した。
八幡京田辺JCTで第二京阪道路、城陽JCTで京奈和自動車道に接続。新名神を介して両道路が直結し、南北に長い京都府の南端(京奈和道木津IC)から北端(山陰近畿自動車道京丹後大宮IC)に至る約140キロが高速道路で結ばれることになる。所要時間短縮による物流の効率化や、地域産業の活性化、救急・災害医療活動への貢献など多くの効果が期待されている。
同区間に続き、17年度内には高槻~神戸間40・5キロの全線開通を予定し、残る高槻~八幡京田辺間10・7キロと城陽~大津間25・1キロも23年度の開通に向けて順次工事が始まっている。
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