「土木構造物を世界にただ一つのオーダーメードの作品として捉え、その魅力を発信することで、作り手に対する関心も高めてほしい」
そんな思いから宮崎県県土整備部都市計画課の岡部章さんと共同技術コンサルタントの松永昭吾福岡支店長の二人で立ち上げた「土木写真部」。設立以来、フェイスブックを中心に情報発信を続けてきた。
行政、設計者、施工者、大学の土木研究者のほか写真家や主婦も参加し、その活動は全国に広がっている。
部長を務める岡部さんは「土木は日常の暮らしに深い関わりがあるが、それを支えてきた土木技術者の仕事はほとんど知られていない。入職者が減少し、高齢化が進む業界は技術の伝承も危ぶまれている」と土木界が抱える課題を指摘。松永さんは「土木写真部の活動を通じて一人でも多くの方に、土木構造物の魅力と、それらを創り守ってきた土木技術者に対する理解を深めてもらいたい」と話す。
4月1日にはより多くの人に情報発信するためにウェブページを開設した。世界に誇れる日本の土木技術を後世に伝えていく。
0 comments :
コメントを投稿