東京急行電鉄は9日、東京都町田市の東急田園都市線南町田駅南側で計画している「南町田プロジェクト商業施設新築工事及び駅改良工事」に着手し、現地で起工式を行った。
2月に閉館した商業施設「グランベリーモール」を再整備するほか、南町田駅のリニューアル工事を行う。
施工は中央敷地に整備する商業施設が東急建設・鉄建建設・京王建設・東急リニューアルJV、駅前敷地に整備する商業施設と駅改良工事は東急建設が担当する。設計は商業施設がいずれも東急設計コンサルタント、駅改良は東急電鉄が担当。商業施設は19年9月、駅改良は同12月の竣工を目指す。
商業施設の建設地は町田市鶴間3の3の1ほか(敷地面積8・6ヘクタール)。既存のシネマコンプレックス(06年3月開業)以外の施設規模や配置を大規模に変える計画で、シネコンを含む総延べ床面積は約15万1000平方メートルの規模となる。敷地中央には約2100台を収容できる駐車場(5層)を整備し、駐車場を囲む形で2~3層を中心としたアウトレットモールなどの店舗を配置する。店舗数は従前の倍となる約200を予定している。
東急電鉄は町田市と連携し、商業施設と都市公園が一体となった新たなにぎわい拠点の形成を目指す「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」を進めている。
両者と東急レクリエーションが施行者となり、「町田都市計画事業南町田駅周辺土地区画整理事業」(18・2ヘクタール)を実施。1月には基盤整備工事に着手済みで、道路や公園の再整備、調整池の増設などを行う。施工は東急建設が担当。商業施設とともに19年度後半の街開きを目指す。
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