2017年5月24日水曜日

【体育館など3施設検討】鹿児島県、大規模スポーツ施設整備で6月にも有識者委初会合

鹿児島県は、大規模スポーツ施設のあり方検討に着手する。6月にも有識者らで構成する検討委員会の初会合を開き、総合体育館、ドーム球場、サッカースタジアムの3施設の必要性や実現可能性などを検討する。

 このうち総合体育館については三反園訓知事がこれまでも必要性を認識していると発言しており、優先的に検討を進める見込みだ。

 県は本年度一般会計当初予算に大規模スポーツ施設のあり方検討事業として319万4000円を新規計上し、現在は有識者らで構成する検討委員会の設置準備を庁内で進めている。初会合は三反園知事が6月上旬ごろに開催したいと表明しているため、これを念頭に日程調整しているもよう。検討内容や検討期間などは初会合で決めるとし、現段階では明らかにしていない。

 施設のうち総合体育館は前知事時代にメインアリーナ、サブアリーナ、武道場などで構成する施設の基本構想をまとめたが白紙撤回した経緯があり、優先的に検討する。必要性を議論し、必要性が認められれば機能や立地場所など踏み込んだ検討に入る。

 ドーム球場に関しては採算面など課題も多いため、実現の可能性などを慎重に検討する。サッカースタジアムは鹿児島市が有識者や競技団体の代表らで構成する協議会を設置し、本年度末の提言に向け議論を進めているため、この進ちょく状況も見ながら必要に応じて対応を検討する。

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