2019年9月30日月曜日

【回転窓】瓦屋根の街並みを絶やさない

 台風15号は千葉県を中心に深い爪痕を残した。暮らしやなりわいの基盤に深刻な被害が生じ、今もブルーシートが掛けられた瓦屋根の住宅が目に付く▼屋根の修復作業にいち早く取り掛かりたいところだが、修理用の瓦の生産が追い付かず、日本瓦(和瓦)職人の手配も間に合わない状況だ。和瓦は地域性が強く、広域応援で駆け付けた職人が千葉の瓦屋根を修復するのはなかなか難しい▼和瓦の職人不足と、和瓦の出荷量減少は無縁ではない。瓦全体の出荷量はピーク時に年間約20億枚だったが、近年は4億枚程度にまで減少。和瓦が占める割合はピーク時の8~9割から3~4割まで低下し、担い手減につながった▼全日本瓦工事業連盟は19、20日に屋根被害の現地調査を実施。報告書の公表が待たれるが、過去の調査ではメンテナンスしていない瓦屋根で被害が多発した。建築研究所監修のガイドラインに基づき設計・施工された瓦屋根は被害がないとの報告もある▼瓦は日本の美しい風景をつくりだす重要な要素の一つ。「瓦屋根=災害に弱い」との風評で需要と職人を減らし...

【米軍基地跡地に新都市整備】日本工営、比スマートシティ開発のインフラ設計受注

 日本工営はフィリピン・マニラ近郊で計画されている大規模都市開発事業「ニュークラークシティ(NCC)」のインフラ設計業務を受注した。  フィリピン基地転換開発公社(BCDA)と日本の海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)が連携し、マニラ首都圏の北西約120kmにある旧クラーク米軍基地跡地(敷地面積9450ha)に新都市(約3600ha)を開発する国家プロジェクト。政府施設の移転や高速鉄道の建設などにより、2065年までに120万人の居住人口と80万人の雇用を創出する。  同業務は日本工営とグループ会社・Philkoei InternationalのJVで行う。業務概要は新都市でのスマートシティー開発に向けたインフラ設計(土地造成、道路、排水、電力、上下水、情報通信)のほか、マスタープランの見直しや実施中のプロジェクトとのコーディネーション、地形測量、地質調査、防災計画など。業務期間は16カ月。  日本工営がグループとして大規模な海外スマートシティー開発プロジェクトの関連業務...

【迫力の写真で建機を紹介】芸文社が『建機グラフィックスREMIX』発売

雑誌や書籍の出版を手掛ける芸文社(東京都豊島区、宮崎有史代表取締役)は、働く建設機械をクローズアップしたムック『建機グラフィックスREMIX』を30日に発売する。橋梁の架設や地震の復興工事、ビルの解体工事などで奮闘する大型建機を迫力の写真とともに紹介している。  現役の建機オペレーター、業界関係者、「働くクルマ」が好きな幼児など幅広い読者層をターゲットにしている。創刊号(2013年9月発売)と第2号(14年10月発売)をもう一度読みたいという読者からの要望が多かったことから、両号で紹介した9現場を別アングルから撮った写真などを使って再掲載した。  宮城県の気仙沼湾横断橋の現場では、大矢運送(東京都江東区、大矢一彦社長)が持つ750トンつり大型クローラクレーンの組み立て作業などを追った。福島県南相馬市で活躍した青木あすなろ建設の水陸両用ブルドーザーも登場。海に豪快に突進する写真や、無線での操縦方法などを解説している。  「建設機械パーフェクトファイル」と銘打ち、建機の歴史や世...

【凛】ナブコシステム・谷尚子さん

◇憧れてもらえる存在に◇  会社を知ったきっかけは大学の就職課にあった会社案内だった。本棚に並ぶパンフレットをいくつか手に取り、パラパラとめくるうち、見覚えのある青い矢印型の「自動ドア表示ステッカー」が目に留まった。ナブコシステムの会社案内だった。社名に「システム」と入っているがIT系ではなく、飛び込み営業もない。「自分にもできる仕事かも」。そう思い応募した。  営業職として入社した後は、自動ドアを新たに設置した顧客のリストを基に保守契約などの営業に回った。「最初は拙い説明しかできず、あまり話も聞いてもらえなかった。本当に契約が取れるのか不安だった」。初めて契約が取れたのは秋近くになったころで、福祉施設の入り口に設置された自動ドアのメンテナンス契約。サポート体制を気に入ってくれた。それまでに50件以上回った。  現在もメンテナンス営業を続ける。心掛けているのは押し売りにならないこと。自動ドアを全部替えれば、顧客によっては大きな負担になる。顧客の話をよく聞き、本当に必要な人に...

【やっぱり!マイ・ユニホーム!!】矢作建設工業「チェックシャツでイメージ一新」

 一見すると建設会社の作業着には見えない青を基調としたチェックシャツが特徴で、2015年から着用している。35年ぶりだったリニューアルは「建設業の既成概念にとらわれない斬新さ」がコンセプト。アパレルメーカーとのコラボレーションで新しいユニホームを作り上げた。「おしゃれなデザインなので、ユニホーム姿で出歩いても平気」と社員からも好評だ。  夏用シャツは繰り返し洗濯しても色あせしにくく、通気性や速乾性に優れた校倉造り織の素材。ノーネクタイでも襟元がスマートに見えるボタンダウンにした。夏用、冬用ともシャツはコーポレートカラーの青がベース。チェックのほかに水色無地も用意しており、場面に合わせて選べる。  社員が「いかにも作業服という感じ」と話していた緑一色の作業着から大幅にイメージチェンジした。  総務部の小塚恵美子課長は「何度も職員の意見を聞きながらリニューアルを進めた。1年間快適に過ごせる機能性に加え、誰もが抵抗なく着てもらえることを目指した」と、ユニホームに込めた思いを話...

【駆け出しのころ】ダイダン執行役員・畑中勝美氏

 ◇失敗乗り越え達成感を◇  1964年の東京五輪景気で首都圏の職人が足らなくなり、青森で大工をやっていた父親がコンクリート建築の型枠大工として東京に出てきました。学生時代には父親の仕事の関係で建築の現場でアルバイトをしたこともあります。  大学でさまざまな研究に関するプレゼンテーションが行われ、そこでクリーンルームが紹介されました。小さな粉じんを除去し、宇宙や医療など多産業で大切なものだと知り、環境設備・空調設備に関心を抱きました。  大阪電気暖房(現ダイダン)に入社後、研修を経て東京の庁舎建設の現場に勤務しました。準備期間が比較的あり、いきなり施工図の作成を任されました。手取り足取り教えるのではなく、やらせて覚えさせる当時の上司の教育・指導方針の下、1カ月ほどかけて書き上げました。  いよいよ現場での作業が始まり、ダクトが工場から運ばれてきましたが、半分以上が廃棄処分となりました。他職との打ち合わせなどを通じて事前調整することを知らず、こちらのことだけを考えた計画だった...

2019年9月27日金曜日

【回転窓】職業教育の「○○往来」を考える

伝統技法などを紹介するテレビ番組で「今、この技法を扱えるのは、町で1人だけ」といった類いの表現を耳にすることがある。無形文化財的に残る技法ゆえ、技を身に付けた職人の手で作られたモノには希少価値がある▼かつて職人の技は、仕事の中で師匠から弟子へと伝えられてきた。門外不出、経験や勘に基づく暗黙知のイメージだが昔からそうだったのか▼江戸時代に〈読み書きそろばん〉を教えた全国の寺子屋は職業教育の場でもあったといわれる。地域の産業に合わせ特色ある教育が行われていたそうだ。寺子屋教育の中で使用されたのが職業名を冠した「○○往来」というテキスト。書簡形式の今でいうQ&A集だ。江戸の花形職業とされる大工や左官のような職人の教育でも往来物が存在する▼明治維新以降の近代化の中で、いわゆる教育と職業教育は分離した。職人の世界に共通テキストやマニュアルが不在とされるのは、近代化を目指した教育改革にあるとも考えられる▼職人の技を暗黙知から形式知へ。担い手不足で課題とされる技能伝承のために、往来物を見直し現...

【10月1日から京成バスに】千葉建協、ラッピングバスで建設業の魅力アピール

 千葉県内の船橋駅や市川駅、稲毛駅などを中心としたバス路線に、建設業をイメージしたラッピングバスが運行する。千葉県建設業協会(畔蒜毅会長)が取り組む広報活動の一環。  運行期間は10月1日~2020年9月30日。京成バスの長沼、市川営業所管内の路線を走る4台のバスにラッピングが施される。千葉建協はこれまで、鉄道駅での広告掲示やバス車内用のチラシ作成などを行ってきた。  稲毛、海浜幕張、八千代方面を走る長沼営業所管内のルートは、「築き=気づき」がテーマのフルラッピングバスが1台運行する。市川、船橋、松戸方面を走る市川営業所管内のルートにはパートラッピングバス3台が運行。テーマは1台が「築き=気づき」、残る2台は鉄道広告で使ったフレーズ「ワカモノは建者になった」がベースになる。  千葉建協は「建者プロジェクト」と題し、建設業界の魅力や役割を発信している。初弾の鉄道広告は18年度建設共済保険制度の広報活動表彰で最優秀賞を受賞。ラッピングバスは8弾目の活動とな...

【きょうから環境アセス書縦覧開始】成田空港、C滑走路新設・B滑走路延伸など機能強化事業実施へ

成田国際空港会社は26日、成田空港(千葉県成田市)の機能強化に関する環境影響評価(環境アセス)書の公告・縦覧を27日から開始すると発表した。C滑走路(3500メートル)の新設、B滑走路(2500メートル)の北側延伸(1000メートル)などを計画している。縦覧は10月28日まで。成田空港会社は評価書に盛り込んだ環境保全措置の具体化を検討。同社の事業展開を巡る基本計画を国が変更するのを待って、機能強化に向けた許可を国に申請する。  環境アセス書は、2018年4月に公表した環境アセス準備書に対する住民、千葉、茨城両県知事、国土交通相などの意見を踏まえて取りまとめた。工事に伴う環境対策の定量評価結果や、ハビタット適正指数(HSI)を用いた解析結果を示した。航空機の騒音対策のロードマップも記載。飛行コースは、20年東京五輪に備えたコースに差し替え、変更後の航空機騒音の予測結果を修正した。縦覧は千葉県庁、成田市役所などで行う。  機能強化では、空港区域を約1000ヘクタール拡張し、関連工...

2019年9月26日木曜日

【回転窓】危機意識と将来性

「参加企業さえ集まればリスクは無い」。とある経営者の言葉が引っ掛かった。PR関係の新事業に乗りだすようで、意気揚々の面持ちだった。ターゲットは現在勢いがある分野。対象企業の決算を見ると確かに収益は上々だ▼とはいえ、一寸先は闇というのが今の時代。激甚化する災害や米中貿易摩擦のような国際情勢の変化が、玉突きのように幅広い産業に悪影響を及ぼすこともある。リスクは大きく見積もり、二重三重の対策を講じておく方が賢明▼驚いたのは同席する幹部が先の発言に無反応だったこと。甘いリスク判断が常態化しているようでは将来性に疑問符がつく。トップの姿勢は部下に波及し、そうした意識はクライアントからも透けて見える。今後を占う重要な兆しとしてメモした▼現状維持だけでは成長できないため、もちろん新たな動きは必要。石橋をたたいて渡るような慎重さを持ちつつ果敢に攻める姿勢が求められる▼建設産業を担う中堅世代と話しをすると将来への危機意識が非常に強い。真剣さや本気度は取材時の大きな注目点。次代を切り開く気概を持った...

【若松港築港関連施設群など28件】土木学会、19年度選奨土木遺産を選定

 土木学会(林康雄会長)は25日、2019年度の「土木学会選奨土木遺産」として28件を選定したと発表した。日本の高さ(標高)の基準として、1891年に陸地測量部(国土地理院の前身)が創設した原点標と、それを保護するための石造施設「日本水準原点標庫」(東京都)などが選ばれた。  2019年度「土木学会選奨土木遺産」は次の通り(▽件名=〈1〉所在地〈2〉完成年〈3〉選定理由)。  ▽岩松ダム=〈1〉北海道新得町〈2〉1942年〈3〉十勝川本流の豊かな水量を生かし、電源開発として初めて建設された発電用ダム  ▽旧運河橋=〈1〉北海道石狩市〈2〉1936年(81年移設)〈3〉道内で最古、国内でも最初期の全溶接単純鋼鈑桁橋  ▽旧浦村鉄橋=〈1〉新潟県長岡市〈2〉1898年〈3〉3橋のうち2橋は120年以上現役で活躍  ▽日本水準原点と日本水準原点標庫=〈1〉東京都千代田区〈2〉1891年〈3〉日本の標高の基準として1891年に陸地測量部(国土地理院の前身)により創設された原...

【小田急・京王・世田谷区が方針公表】下北沢駅周辺街づくり、店舗や学生寮整備

 小田急電鉄と京王電鉄、東京・世田谷区の3者は京王井の頭線と小田急小田原線が交差する下北沢駅周辺の街づくり方針を明らかにした。  小田急は複々線化に伴う線路の地下化によって地上部に生まれた延べ約2万7500平方メートルの鉄道跡地に、商業施設や飲食店、学生寮などを整備する。京王は井の頭線の高架下に商業施設など、区は駅前広場などを整備していく。  3者は24日に世田谷区の北沢タウンホールで記者会見し、コンセプトや整備する施設などを発表した。  小田急線は2018年3月に複々線化事業が完了した。東北沢~世田谷代田駅の地上部を「下北線路街」として開発。住居併設の飲食店や物販店などを設ける商店街型商業施設「BONUSTRACK」(2階建て延べ約900平方メートル、20年4月開業予定)を整備する。  インバウンド(訪日外国人旅行客)がターゲットの宿泊施設(延べ1700平方メートル、20年12月開業予定)などを開業する。  会見で小田急電鉄の星野晃司社長は「にぎわいがあり、わくわくするよ...

【ポートタワーのリニューアル検討】神戸市、中突堤周辺地区再整備で対話型市場調査

神戸市はウオーターフロントエリア再開発の一環で、中突堤周辺地区(中央区波止場町4)の再整備に向けたサウンディング(対話)市場調査を実施する。民間ノウハウを活用し、同地区に位置する神戸ポートタワーと中突堤中央ビル南館のリニューアルを行う。  対話に先立ち、港湾局計画部ウオーターフロント計画課で10月4日まで現地見学会の参加申し込みをメールで受け付け、同16日に見学会を開く。同24日まで対話参加申し込みを受け付け、11月20~22日に順次対話を実施する。参加対象は事業遂行能力を有する民間事業者の単体またはグループ。  対象用地の概要は準工業地域で建ぺい率60%、容積率200%。対象施設のうち神戸ポートタワー(地上108メートル、1963年建設)が展望室5階と下層部4階から成り、国登録有形文化財に登録されている。中突堤中央ビル南館(62年建設)はRC・S造4階建てで同北館と連棟式の区分所有建物(旧耐震基準)。  事業の基本条件として、既存デッキの機能の維持(経路変更は可能)や神戸...

【事業スキームや経済波及効果を検討】Jリーグ規格スタジアム民活導入可能性調査業務(那覇市)、野村総研JVに

沖縄県は、サッカースタジアムの整備・運営についてPFIやDBO(設計・建設・運営)方式などの可能性を検討する「Jリーグ規格スタジアム民間活力導入可能性等調査業務」の公募型プロポーザルで受託事業者に野村総合研究所・国建JVを選定した。近く随意契約を結び業務委託する。  業務内容は▽官民連携導入効果の検討▽スタジアムへの参入可能性・複合機能を含めた公募条件、事業方式などの検討▽事業手法検討委員会の開催。  このうち官民連携導入効果はVFM(バリュー・フォー・マネー)などの定量的効果と定性的な効果の算定、官民双方の財政負担計画の検討、公募条件などは投資意向や公募条件を把握するためのサウンディング(対話)調査、事業方式や詳細な事業スキームなどの比較検討、複合機能を含めた経済波及効果の試算などを行う。履行期限は2020年1月31日。  スタジアムはサッカーJリーグ1部(J1)の基準を満たす競技場で整備基本計画によると那覇市の奥武山公園内の陸上競技場とその周辺に配置し、収容人数2万人、...

2019年9月25日水曜日

【回転窓】いわし雲を眺める

彼岸の中日を過ぎ日差しも少し和らいできた。昨朝、東京の空にはきれいないわし雲が広がり、秋の気配が感じられた▼台風15号で自宅の屋根を吹き飛ばされた被災者の方々は、このいわし雲をどう見られたのか。屋根を覆うブルーシートの隙間から眺められたのか。そう思うと胸が痛む。自然災害はいつ誰を襲うか分からない。被災者の方々のご苦労は人ごととは思えない▼政府は千葉県内などの住宅被害に対し、現行制度では支援が認められていなかった住宅の一部損壊も特例的に救済対象にするという。住宅の支援対象は全壊あるいは半壊までとなっていたが、今回の被害では屋根の破壊が多いことから屋根の修理費の一部を助成する▼ただ、自治体の負担を減らすもので、個人の8割負担は変わらない。半壊の認定基準も緩和するというが支援金の支給を手厚くし、寒い季節が訪れる前に日常生活が取り戻せるようきめ細かな支援をお願いしたい▼「鰯(いわし)雲/涙あふれて/また乾く」(長谷川櫂)。ここ数年毎年のように自然災害が発生し多くの方が被災されている。減災...

【ジャカルタ中心に受注活動加速】清水建設、インドネシアで超高層複合開発に着工

 清水建設は24日、インドネシアのジャカルタで総延べ床面積約12万平方メートルの超高層複合開発「メガクニンガンプロジェクト」に着工したと発表した。  44階建ての分譲住宅棟と32階建ての賃貸住宅棟の2棟で構成する。2022年下期の完成を目指す。同社によるジャカルタ市内での超高層プロジェクトの受注は、17年からの累計で4件目となる。  事業主体は東急不動産のインドネシア現地法人と海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)のインドネシア現地法人。設計は清水建設が担当した。清水建設と現地ゼネコン・バングンチプタのJVが施工する。  清水建設は、不動産開発が活発化するジャカルタを中心にインドネシアで受注活動を拡大している。17年以降に超高層プロジェクトで▽ジャカルタオフィスタワー▽ダスウイン▽(仮称)ダルマワンサ-の3件を受注。メガクニンガンプロジェクトを含めた4件の総延べ床面積は約50万平方メートルに達する。  同時期に受注した大規模土木工事は「パティンバン新港アクセス道路」と「ア...

【首都高大規模更新、大井JCT通行止め解除へ】首都高1号羽田線更新、工事が順調に進捗

 ◇大井JCTの通行止め、9月29日解除予定◇  首都高速道路会社は24日、東京都品川区内で進めている「高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋め立て部)更新工事」の現場を報道陣に公開した。  開通から半世紀以上が経過し老朽化や損傷が目立つ道路構造物(1・9キロ)を、「首都高リニューアルプロジェクト」と銘打って造り替えている。実施設計と施工を一括発注しており、受注者の大林組JVからの技術提案を生かし、作業は順調に進行中。29日には工事に伴う大井JCTの長期通行止めを解除する予定だ。  東品川桟橋・鮫洲埋め立て部は、前回の東京五輪前の1963年に開通した。1日7万台が走行する東京の大動脈路線で、大型車が多い。点検・補修に力を入れてきたものの、海水面に近く、東京モノレールに近接するため、コンクリートの剥離や鉄筋の腐食が進みやすい環境ながら、点検・補修が1日に2~3時間に限られたり、作業に制約が多かったりした。そこで安全性と耐久性を高め、維持管理を効率的に行えるよう大規模な更新事業に着手す...

【提携紙ピックアップ】建設経済新聞(韓国)/タワークレーン耐久年限決定

国土交通部の「建設機械管理法施行令」改正案が閣僚会議を通過し、タワークレーンの耐久年限が製造年度から20年と確定した。耐久年限以降も継続使用するには、3年ごとに精密診断が義務付けられる。  現場で稼働中のタワークレーンの耐久年限については、工事への影響と事業者負担を考慮し、現場でクレーンが解体される時まで年限が自動的に延びる。  改正案ではタワークレーンの耐久年限起算日も規定。製作年度に登録された場合、最初の新規登録日を起算日とする。製作年度に未登録の場合は、登録年度の末日を基準に耐久年限を算定する。使用期間延長のための精密診断業務委託規定も設定した。  国土部長官が指定告示したタワークレーン製作者と検査代行者も精密診断業務を受託可能とした。 (CNEWS、9月13...

【提携紙ピックアップ】セイ・ズン(越)/NUCE、日大と橋デザインコンテスト開く

 国立土木工学大学(NUCE)は9日、ハノイ市内の同大学で、日本大学との共同デザインワークショップを開いた。  「ダ・ヴィンチの橋コンテスト」と題し、両大学の学生が四つのグループに分かれ、橋梁モデルのデザインと製作を競い合った。  ダ・ヴィンチ橋は、考案者のレオナルド・ダ・ヴィンチの名前を取り、ひもやくぎを使わず木材を組んで造る。短時間で高強度の橋を組み立てることができる。コンテストでは、独創性やデザイン性を競い合い、両国の学生の交流の機会ともなった。 (セイ・ズン、9月11...

2019年9月24日火曜日

【回転窓】菜の花のころには日常を

秋分を迎え、菜の花の種がまかれる時期になった。千葉県市原市は毎年9月の第3土曜日に「花プロジェクト」と銘打った菜の花の種まきイベントを行っている▼参加者は市を縦断する小湊鉄道に乗車し、沿線で地域の団体や住民と一緒に種をまく。ひと仕事を終えると、近くの畑で採れたばかりの野菜がたくさん入った「里山カレー」がふるまわれる。人気が高まり、市外から訪れる人も増えたという▼今年は18日まで開催するかが決まらなかった。台風15号の被害が大きく、復旧作業が続いているためだ。参加者を運ぶ小湊鉄道は、倒木などが相次いだ影響で、通常運行を再開したのが17日の午後7時台の列車から。それまでは手信号を駆使して運行させた区間もあったと聞いた▼「台風でみんなが大変な思いをしているの。線路の周りが菜の花の黄色でいっぱいになる来年の春は楽しく過ごせるといいね」。種まきの開催告知を見た母親が幼児にそう話している場面に遭遇した▼台風15号の襲来から2週間。この連休は台風17号で大荒れだった地域もある。各地の復旧・復興...

【大正末期の港湾遺産】横浜港外防波堤の北・南灯台、歴史的建造物に

 横浜市は「旧横浜外防波堤北灯台及び南灯台」を歴史的建造物に認定した。横浜港の外防波堤と灯台は大正末期に行われた第3期拡張工事で整備された。赤色の北灯台は大黒ふ頭、白色の南灯台は本牧ふ頭の突端にある。  建造は1935年。2019年3月まで使用されていた。建設当初の姿を残しており、横浜港整備の歴史を伝える貴重な遺産として、歴史的建造物に認定した。  両灯台はRC造2階建てで、外径3・6メートル、高さ24メートル。当時の逓信省灯台局が設計し、内務省横浜土木出張所が施工した。市は1988年から歴史的景観保全の観点から、近代建築、古民家、土木産業遺産などを認定歴史的建造物に認定。エリスマン邸や打越橋など96件を認定してい...

【どぼく【土木】人間生活の基盤造る】三省堂の大辞林、「土木」の解説に「人間生活の基盤造る」追加

 三省堂の国語辞典「大辞林」が13年ぶりに全面改訂され、「土木」という言葉の解説が変わった。  従来は土木について、「道路などを造る事業」という断片的な定義だったが、5日発売の第四版では土木が担う役割に目的を追加。2番目の解説に、「道路・橋梁・鉄道・港湾・堤防・河川・上下水道など、あらゆる産業・経済・社会等人間生活の基盤となるインフラを造り、維持・整備してゆく活動」と記した。  第四版は、新語・新語義などへの対応で約1万3000語増やし、総収録項目数は約25万1000に上る。土木の1番目の解説には、「土と木。また、飾り気のないことのたとえ」とある。用例には「土木工学」「土木工事」「土木施工管理技士」が並ぶ。  土木学会の塚田幸広専務理事は「ただ造るだけでなく、産業や経済、生活などを支えているのが土木だと的確に表してくれた」と評価。引き続き、一般市民向けのイベントなどを通じ、土木の役割や魅力の発信に力を入れてい...

2019年9月20日金曜日

【「ドボクサイズ」で土木の魅力発信】川邊組(大分県豊後大野市)がPR・求人動画を公開

 土木工事を手掛ける川邊組(大分県豊後大野市、阿部清治社長)が、土木工事の魅力をPRしながら人材を募る動画「レッツ!ドボクサイズ!」を動画投稿サイト・ユーチューブで公開している。  土木工事と筋肉エクササイズを掛け合わせた「ドボクサイズ」で土木工事のさまざまな動きを表現。ユニークなダンスやオリジナルソングで若い世代への訴求力を高める狙いだ。  コンセプトは「肉体労働最高」。仕事終わりにジムへ行くホワイトカラーのサラリーマンへの呼び掛けから始まるオリジナルソングでは、ジムに行かなくても建設業は仕事で筋肉を鍛えられると強調。道路工事は「物流をつなげるイメージで!」、トンネル工事は「みんなの心をつなぐイメージで!」など、歌詞に建設業の社会的役割や仕事のやりがいを込めた。背景の道路、橋、トンネルは川邊組が手掛けた。撮影は実際の施工現場で行われた。  川邊組は110年以上の歴史を誇る地域密着型の土木工事会社。創業以来大分県内で道路やトンネルなどさまざまな構造物を手掛けてきた。だがここ数...

【高輪ゲートウェイ駅の工事着々】JR東、11月16日に品川駅線路切り替え工事

JR東日本は、品川駅(東京都港区)の線路切り替え工事を11月15日の終電後から17日の始発まで行う。  山手線の新駅となる高輪ゲートウェイ駅の整備に関連する工事で、11月16日には山手線の一部区間を運休する。山手線の運転を見合わせた上で行う工事はJR東日本の発足以降で初めて。  品川駅は1・2番線のホームを使用している山手線(内・外回り)と、3番線を使用している京浜東北線・大宮方面の線路を切り替える。4番線を京浜東北線・大宮方面のホームとし、3番線は使用を停止する。山手線は内回り、外回りとも高輪ゲートウェイ駅に至る新線に接続させる。使用しない線路の撤去など17日以降に行う工事がある。 高輪ゲートウェイ駅の開業は2020年春ころの予定。品川駅は22年ころに3、4番線のホームを拡幅し、山手線・外回りと京浜東北線・大宮方面が同じホームで乗り換えられるようにする。1番線は山手線・内回りの専用ホームにする計画となっている。  品川駅の線路切り替え工事では、11月16日の始発から...

【どうなる五輪後の施設利用】建築学会全国大会で隈研吾氏らが講演

木材を多用した新国立競技場の完成予想(大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JV作成/JSC提供)  開催まで残り1年を切った2020年東京五輪・パラリンピック。新国立競技場(東京都新宿区)を含む主要施設の工事が追い込みに入っている。日本の文化や魅力を海外にも伝えようと、さまざまな工夫が施されている。大会後に施設をどう運営していくかも大きな関心事。日本建築学会(竹脇出会長)は今月3~6日に石川県内で開いた19年度全国大会で、各施設の設計を担当した建築家による講演会を開き、設計のコンセプトや大規模施設の活用などを議論した。 □長く使われ続ける建築を具現化□  「大規模イベント後の大空間施設の活用」をテーマとする講演会は、金沢工業大学(石川県野々市市)で3日に行われた。恒久利用する「新国立競技場」と「有明アリーナ」(東京都江東区)、仮設となる「有明体操競技場」(同)の3施設を対象に、設計者がプロジェクト内容を解説。設計を担った河合正理(久米設計)、江坂佳賢(日建設計)、隈...

2019年9月19日木曜日

【回転窓】「無知の知」からの一歩

 自分が知らないことを知っている-。古代ギリシャの哲学者ソクラテスが示した「無知の知」は、己の無知を自覚することが真の認識に至るとする、真理探究の基本的な考え方として知られる▼知の巨人は「知らないこと」よりも「知らないことを自覚しないこと」の方が罪深いと説く。無知の知は人が物事を考える上での第一歩となることを指し示す▼進化を続ける情報化社会。現代は知らないことへの不寛容さが増しているように感じる。ちょっとした疑問や知りたいことはネットサーフィンで手軽に検索できる。頭を使わず、労力もかけず、知の欲求をITが満たしてくれる。知らないことは何もない、と錯覚してしまう▼先週の台風15号による被害。復旧が長期化している原因の一つに、自ら考える力の衰えがあるように思えてならない。考えなしに情報が入ってくるという認識が、被害状況の確認の遅さや被害想定の甘さにつながったのではなかろうか▼己の知を過信し、すべてを知っていると考えるのはおこがましい。無知を自覚し、自ら考える行為の大切さを胸に刻み、激...

【プロジェクト・アイ】川俣ダム補強工事(栃木県日光市)/施工は大林組、ダイナミックな足場も話題に

 ◇大口径・長尺アンカーで機能維持◇  栃木県日光市にある川俣ダムで、岩盤をアンカーで補強するダイナミックな工事が行われている。国内で他に類を見ない大口径で長尺なアンカーを岩盤に打ち込むプロジェクトは、試験施工を経て工事が本格化している。  過去に整備したインフラ構造物の老朽化対策は、多くの公共発注機関が直面する課題。川俣ダムでの工事は、同様の対応が必要になるケースでの技術的な試金石といえる。険しい岩盤に張り付くように設置した足場は、写真映えするとSNS(インターネット交流サイト)などで話題になっている。  実施されているのは、国土交通省関東地方整備局による「H28川俣ダム周辺部補強工事」。川俣ダムえん堤改良の一環として計画され、設計はダム技術センター・日本工営JVが担当。施工を大林組が手掛けている。  鬼怒川の最上流に位置する同ダム。洪水調節や農業用水の供給、発電を目的に建設された。1966年に完成し、アーチ式コンクリートダムの先駆けといわれる。堤高117メートル、堤長13...

【収容1.5万人以上、10月にも公募手続き開始】万博記念公園駅前(吹田市)に大規模アリーナ誘致

 大阪府が吹田市の大阪モノレール万博記念公園駅南側に、民設民営方式で大規模アリーナを誘致する。大阪府の吉村洋文知事が17日の記者会見で明らかにした。  約16・9ヘクタールの府有地(吹田市千里万博公園23の17)を民間企業に貸す。横浜アリーナ(横浜市、固定観客席1万5000席)以上の規模を見込む。  大規模アリーナを中核とした大阪・関西を代表する新たなスポーツ・文化の拠点をつくる。10月にも事業者の公募手続きを始め、来春までに選ぶ。2025年までにアリーナなどの主要施設の開業を目指す。  スポーツやコンサートの市場が拡大する中で、府は国内外の多くの人たちにスポーツや文化のコンテンツが大阪で楽しめる大規模アリーナ整備が必要と判断し、事業化を決めた。新設するアリーナはバスケットボールやバレーボールなどの国際試合や音楽ライブ・コンサートなどが開催でき、世界最先端の機能を備えた施設にする。周辺にはホテルなども配置する計画だ。  万博記念公園駅南側の府有地には、万博記念公園中央駐車場(...

【五輪・パラリンピックに向け改良急ピッチ】JR千駄ケ谷新駅舎、10月27日から供用開始

 JR東日本は改良工事を行ってきた千駄ケ谷駅(東京都渋谷区)の新駅舎を10月27日から、新しいホームを2020年3月22日から供用する。  2020年東京五輪・パラリンピックで競技会場の最寄り駅になるため、改札口の移設やコンコースの拡張、バリアフリー設備の整備などを進めていた。臨時ホームの整備、ホームドアの設置工事を引き続き進める。  千駄ケ谷駅は3月までにトイレの拡張と、御茶ノ水、新宿両方面のホームにあるエレベーターの大型化工事を完了している。混雑緩和と旅客の移動しやすさを目的に、改札口とコンコースの移設・拡張工事を続けていた。仮設設備の撤去は12月20日ころになるという。  使用してない臨時ホームを新宿方面の専用ホームにする工事も実施中。エレベーターとエスカレーターを設置し、階段も増設する。20年3月22日の供用開始を目指している。同2月には駅前広場の整備が完了する見通し。同社は東京五輪の旅客鉄道輸送のオフィシャルパートナーを務めてい...

【ラグビーW杯日本大会、あす開幕】三菱地所が丸の内などで応援イベント

 三菱地所はオフィシャルスポンサーを務め、20日に開幕する「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の期間中、東京・丸の内エリアを中心にイベントを展開する。  赤と白の2色を使った丸ビルの装飾など、ラグビーのユニホームに多く採用されるボーダー柄を取り入れたイベントで、ラグビーW杯を盛り上げる。  丸ビル(千代田区丸の内2の4の1)の装飾期間は大会期間と同じ20日~11月2日。丸ビルでは全48試合のパブリックビューイングも実施。20日に輪投げなどが楽しめる「ラグビー縁日」、20日と21日には出場国のワインなどを提供する「ノーサイド酒場」も開催する。  丸の内、大手町、有楽町エリアにある計44の飲食店では、大会期間中にボーダー柄をイメージした料理「ボーダーグルメ」をメニューに加える。イベントはラグビーの魅力を発信する三菱地所の取り組み「丸の内15丁目PROJECT.」の一環とな...

2019年9月18日水曜日

【ボールパーク建設へ準備進む】日本ハム、新球場保有・運営会社を10月1日設立

2018年6月に公表した新球場の完成イメージ(新球場概要資料より)  日本ハムは、北海道北広島市に建設中の新球場・ボールパーク(BP)を保有・運営する新会社「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」を設立すると13日に発表した。10月1日付で札幌市豊平区の北海道日本ハムファイターズ事務所内に設立する。  資本金は100億5000万円で、ファイターズが40・8%、日ハムが39・3%、電通が19・9%を出資する予定。社長はファイターズの川村浩二社長が兼任する。  新会社はこれまでファイターズが手掛けて来たプロ野球関連興行業務のほか、2023年開業後の新球場の運営業務やBP全体のマネジメント業務を担...

【回転窓】内部留保と消費増税

「企業が事業活動を通じて社会に貢献するという使命と、適正な利益を確保することは決して相反するものではない」▼著書『実践経営哲学』(PHP文庫刊)で松下幸之助は、企業が利益を得ることは社会貢献を果たす上での報酬と考えるべきだと説いている。利益を確保し、社員や株主に還元する。新たな設備投資を行う。税金を納め、そのお金は国民の安全・安心を確保するために使われる。企業の利益は社会全体のレベルを押し上げる▼財務省がまとめた法人企業統計によると、2018年度末時点の利益余剰金(内部留保)が463兆円を超えた。7年連続で過去最高を更新。特に資本金10億円以上の大企業で増加が目立つ▼企業がもうけ、納税額も増え、設備投資などによって市場にお金が流れることは景気回復やデフレ解消にもつながる。ただ、恒常的な負担となる従業員の賃上げが伸び悩んでいるのは気になる▼賃上げしても老後の不安から貯蓄に回り、景気は良くならないという指摘もある。確かにそうかもしれない。ただ、10月の消費増税で個人の税負担は増す。や...

【現場で働く女性技術者「かっこいい!!」】けんせつ小町活躍現場見学会、18カ所で374人参加

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、女子小中学生と保護者を対象に今夏行った「けんせつ小町活躍現場見学会2019」の実施報告をまとめた。  会員企業18社の18現場で実施し、小中学生209人、保護者165人の計374人が参加した。アンケートでは、現場で活躍する女性を見た感想として、「かっこいい」という声が多く寄せられた。  見学会は5年連続5回目。けんせつ小町の愛称で呼んでいる女性も活躍できる建設業への理解を深めてもらうために企画している。今回は初参加を含む19社の19現場で参加者を募集した。荒天の影響で1現場が中止。香川と三重の2県で初めて開催した。  日建連によると、参加したのは女子172人、男子37人。学年別では、47人の小学4年生が最も多く、次いで小学3年生(40人)、小学5年生(27人)となった。保護者は女性120人、男性45人だった。  今回は、前半と後半に分けて参加申し込みを受け付けた。前半は6月19日に、後半は7月5日に募集を開始。募集直後、満員に達し...

【コンプリートで「見守りコンクリート」ゲット!!】中部整備局新丸山ダム工事事務所、9月20日からスタンプラリー実施

 中部地方整備局新丸山ダム工事事務所は、20日から10月18日まで新丸山ダムスタンプラリーを開催する。  岐阜県八百津町と御嵩町の協力店で500円以上の買い物をすればスタンプ1個(1店舗1個限り)がもらえ、スタンプを三つ集めたら同事務所で「見守りコンクリート」と交換できる。  見守りコンクリートは、丸山ダムとともに60年以上、地域の安全・安心を見守ってきた丸山ダム左岸のコンクリート擁壁のかけら。転流工の建設に伴い撤去された。小瓶に詰めたものを200個用意した。先着順。また、その場でくじ引きを行い、1等は丸山発電所の水圧鉄管のかけら、2等は丸山ダムのレトロカード(5枚1セット)、3等は好きなレトロカード1枚をプレゼントする。  スタンプラリーは八百津町内の41店、御嵩町内の17店と前田建設、西田鉄工が協力。スタンプ用紙は各店舗や各町役場などで配布す...