「建設業を憧れのナンバーワン職業にしたい」。こうしたコンセプトで作業着を一新しようと、名古屋モード学園にコラボレーション企画を提案したところ、学生約140人から約280点(作業着・防寒着)のデザインが寄せられた。
この中から社員投票で採用案を選び、現場社員の意見も聞きながら機能性の検討や着心地の調整などに約1年かけて完成させたのは、ミリタリーテイストを基調にしたデザインの作業着(夏、冬用)と防寒着。作業着にはトレンチコートをイメージしたガンフラップとショルダーストラップを配置した。肩から腕に伸びる反射素材によるシルバーのクロスラインは、地盤改良機パワーブレンダーの攪拌(かくはん)翼をイメージしている。
2016年の使用開始から3年が過ぎた。社員からは「生地が良くなり、ポケットが多くなったのもいい」「反射素材が多く安全性も高まった」と好評で、「すぐに加藤建設だと分かってもらえるようになった」(井出佳高CS事業部係長)とPR効果も抜群のようだ。
開発担当者の石濱謙一広報課長は「人々を魅了する建設業を意識し、建設業界のイメージアップに貢献したい」と話している。
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