2019年9月24日火曜日

【大正末期の港湾遺産】横浜港外防波堤の北・南灯台、歴史的建造物に

 横浜市は「旧横浜外防波堤北灯台及び南灯台」を歴史的建造物に認定した。横浜港の外防波堤と灯台は大正末期に行われた第3期拡張工事で整備された。赤色の北灯台は大黒ふ頭、白色の南灯台は本牧ふ頭の突端にある。

 建造は1935年。2019年3月まで使用されていた。建設当初の姿を残しており、横浜港整備の歴史を伝える貴重な遺産として、歴史的建造物に認定した。

 両灯台はRC造2階建てで、外径3・6メートル、高さ24メートル。当時の逓信省灯台局が設計し、内務省横浜土木出張所が施工した。市は1988年から歴史的景観保全の観点から、近代建築、古民家、土木産業遺産などを認定歴史的建造物に認定。エリスマン邸や打越橋など96件を認定している。

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