2019年9月26日木曜日

【ポートタワーのリニューアル検討】神戸市、中突堤周辺地区再整備で対話型市場調査

神戸市はウオーターフロントエリア再開発の一環で、中突堤周辺地区(中央区波止場町4)の再整備に向けたサウンディング(対話)市場調査を実施する。民間ノウハウを活用し、同地区に位置する神戸ポートタワーと中突堤中央ビル南館のリニューアルを行う。

 対話に先立ち、港湾局計画部ウオーターフロント計画課で10月4日まで現地見学会の参加申し込みをメールで受け付け、同16日に見学会を開く。同24日まで対話参加申し込みを受け付け、11月20~22日に順次対話を実施する。参加対象は事業遂行能力を有する民間事業者の単体またはグループ。

 対象用地の概要は準工業地域で建ぺい率60%、容積率200%。対象施設のうち神戸ポートタワー(地上108メートル、1963年建設)が展望室5階と下層部4階から成り、国登録有形文化財に登録されている。中突堤中央ビル南館(62年建設)はRC・S造4階建てで同北館と連棟式の区分所有建物(旧耐震基準)。

 事業の基本条件として、既存デッキの機能の維持(経路変更は可能)や神戸ポートタワーの外観を大きく変更しない範囲でのリニューアルが求められる。同タワーは定期借家(10年間を想定)、中突堤中央ビル南館は事業用定期借地とする。同館は▽建て替え新設▽既存建物の利活用▽解体後の土地のみ利活用-のいずれも可能とする。

 対話では▽中突堤中央ビル南館への導入施設▽同館の施設規模▽神戸ポートタワー下層階・展望階屋上が利用できる場合の活用方策▽同タワーの運営手法▽両施設をつなぐ導線▽事業手法・スキーム▽事業参画にかかる課題・条件-などで提案を求める。

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