2019年9月2日月曜日

【スタジアム整備の事業スキームなど調査】静岡県沼津市、アスルクラロ沼津ホームスタジアムの方向性調査

静岡県沼津市は「アスルクラロ沼津ホームスタジアムのあり方調査」をシード(静岡県三島市)に委託した。

 新サッカースタジアム構想の実現に向け、ホームタウン支援の一環として将来のスタジアム構想や事業スキーム、経営を含めたスタジアムの在り方などを検討する。履行期間は2020年3月31日。

 市をホームタウンとするJ3アスルクラロ沼津はJ2への昇格を目指しているが、使用する愛鷹広域公園多目的競技場がホームスタジアム要件を満たしていないためライセンス取得のめどが立っていない。照明設備や大型映像装置、約5000席(固定席)の増設などが必要で、15億~20億円の事業費を想定。観客席を屋根で覆う場合はさらに40億~45億円の追加費用が必要とされる。一方、昇格後に新スタジアムを建設すれば改修要件が緩和される。このため、ホームタウンである市が支援の一環として調査を行う。

 調査項目は、▽J1対応新ホームスタジアム実現に向けたスキーム調査▽アウェーツーリズムの参考事例整理▽資料作成支援、検討支援-など。このうち、新ホームスタジアム実現に向けた調査では、地域社会や関係団体の参画を得たスタジアム建設に向けたスキームやモデルの先進事例を収集。J1施設基準に対応しながらも地域の身の丈に合ったスタジアムについて、モデルを設定した上で建設費を試算する。スタジアム経営の参考事例調査も行う。

 調査結果を踏まえ、新スタジアム建設に向けた県東部地域の企業や団体、住民の理解と機運醸成につなげる考えだ。

1 件のコメント :

  1. スタジアムだけではなくエンタメ要素を取り入れた複合施設にしないとサッカーだけの為で運営すると失敗するよなぁ

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