◇効率的に現場回せる所長に◇
「何もなかったところに、どんどん道路ができていく。その過程を見ているのがとても楽しい」。道路舗装の仕事を志すきっかけとなったのは、大学1年生の時に経験した東日本大震災。岩手県で復興ボランティアに参加した際、被災地に行く手段としての道路の重要性を痛感した。その後の就職活動では、女性技術者を積極登用していたことが決め手となり、鹿島道路に入社した。
東海環状自動車道関広見IC~高富IC間の舗装工事現場で施工管理に携わる。作業ごとに作業手順書を作成しており、社員と作業員が一丸となってより安全で効率的に施工する方法はないか模索する日々だ。この季節は熱中症対策も重要。空調服を支給するなど働きやすい環境作りに努める。「こうした取り組みを積み上げていくことが、無事故無災害での完成につながっていく」と、日々の業務にやりがいを感じている。
将来の夢は所長になること。「事故がなく、安全で効率的に現場を回せる所長になりたい」と野望をのぞかせる。専任としては初配属の現場ということもあり、分からないことも多い。しかし、場数を踏むことで分かることが増える楽しさもあり、それが所長を目指す原動力になっている。
現在は単身赴任中で週末、夫がいる愛知県の自宅に帰る生活。「土日に家へ帰れるよう、平日は仕事を頑張る」。
(おがわ・みなこ)
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