2019年9月30日月曜日

【米軍基地跡地に新都市整備】日本工営、比スマートシティ開発のインフラ設計受注

 日本工営はフィリピン・マニラ近郊で計画されている大規模都市開発事業「ニュークラークシティ(NCC)」のインフラ設計業務を受注した。

 フィリピン基地転換開発公社(BCDA)と日本の海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)が連携し、マニラ首都圏の北西約120kmにある旧クラーク米軍基地跡地(敷地面積9450ha)に新都市(約3600ha)を開発する国家プロジェクト。政府施設の移転や高速鉄道の建設などにより、2065年までに120万人の居住人口と80万人の雇用を創出する。

 同業務は日本工営とグループ会社・Philkoei InternationalのJVで行う。業務概要は新都市でのスマートシティー開発に向けたインフラ設計(土地造成、道路、排水、電力、上下水、情報通信)のほか、マスタープランの見直しや実施中のプロジェクトとのコーディネーション、地形測量、地質調査、防災計画など。業務期間は16カ月。

 日本工営がグループとして大規模な海外スマートシティー開発プロジェクトの関連業務を受注するのはインドに続いて2件目。新都市開発により、マニラで深刻化する交通渋滞や人口密集などの課題解決を図る。

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