日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、建築施工系の仕事を志望する学生向けに、パンフレットとリーフレットを作成した。
パンフレットには会員企業で働く入社5年以内の若手職員が登場し、仕事の魅力ややりがいを語っている。スマートフォンやタブレット端末をかざすと、AR(拡張現実)で若手職員のメッセージ動画を閲覧できる。文字だけでは伝わりにくい「生の声」を届けることで、より身近な存在になり、建設業への興味や関心を高める狙いがある。
パンフレットとリーフレットは建築生産委員会の施工部会(木谷宗一部会長)が作った。タイトルは「KIZUKU」。「未来を築く」と「新しい自分構築」の意味を込めた。パンフレットに登場するのは、同部会傘下の生産性向上専門部会構成会社15社の男女15人。2014年以降に入社した若手で、動画は普段の業務に近い環境で撮影した。
リーフレットは全4種類。建築業界の情報提供を主眼に、▽作業所長から建築を学ぶ学生たちへのアドバイス▽けんせつ小町の活躍▽週休2日をはじめとする働き方改革▽BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やICT(情報通信技術)、機械化・ロボット化といったこれからの建築技術-をそれぞれ切り口にした。
建築施工系を志望する学生向けの採用ツールの作成は初めて。「次の現場の担い手として、日建連会員会社へ就職を志望する動機付けの一助にしてもらいたい」(木谷部会長)。
パンフレットとリーフレットはクリアファイルに入れ、4650セットを用意。施工部会の構成会社を中心に配布し、リクルート活動に役立ててもらう。PDF版は、日建連のホームページ「刊行物・資料」からダウンロードできる。
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