2019年9月18日水曜日

【現場で働く女性技術者「かっこいい!!」】けんせつ小町活躍現場見学会、18カ所で374人参加

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、女子小中学生と保護者を対象に今夏行った「けんせつ小町活躍現場見学会2019」の実施報告をまとめた。

 会員企業18社の18現場で実施し、小中学生209人、保護者165人の計374人が参加した。アンケートでは、現場で活躍する女性を見た感想として、「かっこいい」という声が多く寄せられた。

 見学会は5年連続5回目。けんせつ小町の愛称で呼んでいる女性も活躍できる建設業への理解を深めてもらうために企画している。今回は初参加を含む19社の19現場で参加者を募集した。荒天の影響で1現場が中止。香川と三重の2県で初めて開催した。

 日建連によると、参加したのは女子172人、男子37人。学年別では、47人の小学4年生が最も多く、次いで小学3年生(40人)、小学5年生(27人)となった。保護者は女性120人、男性45人だった。

 今回は、前半と後半に分けて参加申し込みを受け付けた。前半は6月19日に、後半は7月5日に募集を開始。募集直後、満員に達した現場もあった。例年、申し込み多数で参加できない場合があるため、キャンセル待ちができるようにした。

 各社の現場では、施工管理に携わる女性職員などが進行役や案内役を担った。現場を見学するだけでなく、ドローンを操作したり、測量機器を使ったりなど、建設の仕事を体験してもらうプログラムが多かった。地下20メートルのトンネル内をトロッコで移動し冒険気分を味わった現場やしっくいを使った写真立てを製作した現場など、夏休みの思い出づくりにも貢献した。

 見学会では質疑応答の時間を設けた。ある現場の女性職員は、建設業の仕事を選んだ理由を聞かれた際に、「父親がものづくりにかかわる仕事をしていた。ものづくりを間近で見たいからこの道を選んだ」と回答。「職人さんと一丸となって一つのものを作り上げ、完成した時は涙が出るほど感動する」とやりがいを語った職員もいた。

 各会場で見学会後にアンケートを実施した。複数回答可の質問では、現場で活躍する女性に対し、保護者の82%、子どもの64%が「かっこいい」と回答。「大変そうだ」との回答は子どもが30%、保護者は16%だった。

 「将来建設業で働いてみたいと思うか」との質問に対し、子どもの43%が「思う」、13%は「思わない」、44%は「分からない」と回答した。「子どもに建設業で働いてほしいと思うか」との親に向けた質問には、53%が「思う」と答えた。

 5年間の開催実績は79現場、参加者1947人(子供1103人、保護者844人)となった。

1 件のコメント :

  1. 今晩は。自分も、親父が田舎の大工の棟梁で 一回り離れた兄も、大工。自分も、小学校から、父親に、連れられて戸建て住宅の現場に、当然、出来る事は、外壁の下地板の、金槌で釘うちだけでしたけど、、
    そして自分も、建築科から、ゼネコンへ、
    現場は色んな事だらけでした。
    しんどいけど
    作り上げた竣工式の、、喜び、自信、
    是非、建設業へ、、


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