竣工を迎えた「サンガスタジアム by KYOCERA」 座席はチームカラーの紫色。全席が屋根に覆われている(写真提供:京都府) |
スタジアムの建設地は亀岡市追分町。RC一部PCaRC造、屋根S造4階建て延べ3万4140平方メートルの規模。基本設計は日建設計、実施設計は東畑建築事務所が担当した。「京都スタジアム(仮称)新築工事(主体工事)」は竹中工務店・公成建設・長村組JV、「京都スタジアム(仮称)新築工事(電気設備工事)」は正光電設・豊原電気土木・中島電工JV、「京都スタジアム(仮称)新築工事(機械設備工事)」は影近設備工業所・長尾工業・安田管工JVが施工した。大型映像設備と帯状映像設備は三菱電機。府が計上していた建設事業費は約147億円。
管理運営には指定管理者制度を導入。スポーツクラブ事業などを展開するビバ(京都市上京区、小森敏史社長)と京都パープルサンガ(京都市下京区、伊藤雅章社長)が設立したビバ&サンガ(小森敏史代表)が管理運営に当たる。契約期間は2019年12月28日~30年3月31日。
指定管理期間は3~5年間が一般的。京都スタジアムは約10年間という長期契約によって、施設の安定運営につなげる。指定管理者にはスタジアムを活用した収益事業の展開も認められている。府と協議の上で収益事業を行い、得た利益を一定の割合で府に納付するとともに、再投資や事業展開に生かすことができる。募集時の指定管理料の目安は年間7000万円だった。
建設に当たって府は寄付金を募っていた。現時点で1900件、1億円超が集まっており、引き続き寄付金を募っていくという。
竣工式で西脇隆俊知事は「スタジアムを核にした亀岡の地域活性化と、京都府北中部をゲートウエーとした府域全体の発展に取り組みたい」と強調。桂川孝裕亀岡市長は「将来、アスリートとしてスポーツで人生にチャレンジしたいと思う子どもたちが一人でも多く生まれてくることを期待する」と語った。
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