パナソニックは7日、国立競技場に大型映像・音響設備などを納入したと発表した。観客に競技中の迫力ある映像や音を提供。スポーツの魅力を余すところなく伝える。
映像装置はスタジアムの南側と北側に設置した。縦9メートル、横32メートルの大きなサイズで、メインビジョンとして使う。スピーカーは38基納入。大空間で求められる音響特性を追求した製品で、スピーカーから離れた場所でも一定の音圧を確保する。
照明器具も収めた。競技中の選手を鮮明に見せる。加えて瞬時にオンとオフができる特性を生かし、ファンサービス時の演出にも使う。観戦エリアには約600枚のデジタル・サイネージ・システムを納入。表示する内容は遠隔で制御する。コンコースのエリアごとに異なる表示が可能。観客への情報伝達が効果的に行える。
自然冷媒を使った大型空調システムやガスヒートポンプエアコンなど環境に配慮した空調設備も入れ、スタジアムの進化を後押ししている。
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