2020年1月31日金曜日

【ネーミングライツ、日本エスコンと契約】新球場は「ESCON FIELD HOKKAIDO」に

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズ(HNF)は、札幌市内で記者会見し、北海道北広島市で2023年度の開業を目指す新球場の命名権について、日本エスコンと契約したと29日発表した。

 新球場名は「ESCON FIELD(エスコンフィールド)HOKKAIDO」で、契約期間は1月1日から10年以上。日本エスコンは、ホテル開発など球場周辺の街づくりにも参画する。

 命名権契約は新球場を保有・運営するファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)と日本エスコンが結んだ。契約額は明らかにしていないが、国内過去最高額の日産スタジアムの年間4・7億円を上回るという。

 記者会見では、球場建設地となるボールパークエリア(総開発面積約36・7ヘクタール)全体の名称は「北海道ボールパークFビレッジ」とし、開業から42年までの20年間を4年ごと5期に分け、エリア全体の開発に取り組む計画も発表した。

 23~26年のフェーズIでは球場に隣接する南東側の敷地を対象に、▽自然との融合▽ロングターム&ステイ▽アクティビティ-をキーワードに、多種多様なニーズに応えられる複数の宿泊施設や定住も見据えたレジデンス、子ども向けの球場、イベント広場などを整備する。日本エスコンはこのうち約9400平方メートルの敷地でホテルなどの不動産開発を手掛ける。

 日本エスコンの伊藤貴俊社長は「今まで日本にない球場を造るという構想に感動した。構想全体にも関われるのは非常に価値があり、世界がまだ見ぬボールパークの建設、町全体の付加価値の向上に貢献したい」と述べ、「北海道に拠点を構え、住宅や商業施設、オフィスの開発など北海道でも地域に評価される開発事業を手掛けていきたい」と今後の道内での事業展開に意欲を見せた。

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