宿泊棟の外廊下。広めの通路幅を確保している (提供:東京五輪組織委) |
宿泊棟は21棟で、計3850戸を配置。選手などの関係者を五輪時には約1万8000人、パラリンピック時には約8000人受け入れる。組織委の担当者によると「工事は当初の予定通り」。大会時限定の仮設施設として整備しているメインダイニングホールとビレッジプラザは4月まで、参加各国のオリンピック委員会などのサービスセンターは5月まで、トランスポートモール(バス発着場)の上屋は6月までに完成させる。
パラリンピック対応を念頭に施設設計ではバリアフリーに重視し、宿泊棟内を車いす使用者や視覚障害者などがストレス無く利用できるようにした。できるだけ段差の無い造りとし、エントランス部にはスロープを設置。外廊下は一般的な幅より30センチ程度広い約150センチを確保し、車いすでもすれ違えるようにした。
備品搬入などの準備は選手村の事務局が運営を開始する7月8日までに整える。同14日に開村し、出場選手らの生活拠点となる。遠隔地に会場があるセーリング競技の選手用に大磯プリンスホテル(神奈川県大磯町)、自転車競技の選手用にラフォーレリゾート修善寺(静岡県伊豆市)の一部施設を借り、選手村の分村とする計画だ。
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