東京・渋谷区と三井不動産は20日、PPP事業として複合用途の開発を進めている区立宮下公園について、街区名を「MIYASHITA PARK」に決め、6月に開業させると発表した。
立体都市公園制度を同区で初めて活用し、公園、駐車場に加えて、商業施設、ホテルを設け、にぎわいを創出する。公園にあったスケート場、ボルダリングウオールだけでなく、イベントスペース、芝生広場も整備する。
宮下公園は梨本宮家の邸宅地に隣接した当時の宮下町に1953年に開設され、1966年に東京初の屋上公園として整備された。老朽化対策、防災対策の必要があり、区と三井不が連携して整備に乗り出していた。MIYASHITA PARKは、敷地約1万0740平方メートル、全長約330メートル。南(渋谷1の26)、北(神宮前6の20)それぞれの街区を一体的に開発した。
商業棟を南街区(1~4階、1万5922平方メートル)、北街区(1~3階、1万0649平方メートル)に整備する。ホテル棟は4~18階に240室を設ける。駐車場は375台とする。事業主は三井不、プロジェクトアーキテクトを日建設計、設計・施工は竹中工務店が担当。竣工は4月を予定している。区は、三井不と西武造園で構成する宮下公園パートナーズを指定管理者に選定している。
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