2020年1月16日木曜日

【モーリシャスが発行、外交関係開設50周年記念で】清水建設が建設の気象レーダー塔、切手デザインに

 インド洋に位置するモーリシャスで、日本・モーリシャス外交関係開設50周年と、昨年3月の気象レーダーサイト完成を記念した切手が発行された。レーダー塔がモチーフ。日本の政府開発援助(ODA)を活用して建設された。丸紅と清水建設のコンソーシアムが受注し、清水建設が施工した。

モーリシャスの周辺海域はサイクロンが多く発生し、同国も豪雨、高潮、地滑りなどの自然災害にたびたび見舞われてきた。重要産業である観光や製糖、水産関連は異常気象に大きく影響を受ける。同国では観測データを蓄積する気象レーダーの建設が求められていた。気象レーダーの完成で自然災害への迅速な対応による被害軽減が期待されているという。

 完成した「トゥル・オ・セルフ気象レーダー塔」は約37mの高さ。雲の内部にある小さな降水粒子の移動速度や風の挙動が観測できる「気象ドップラーレーダーシステム」を搭載している。高精度な気象予測が可能になる。

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