2020年1月21日火曜日

【回転窓】暖冬と建設業の関係

暖冬傾向が続く今シーズン。偏西風が北に蛇行しやすいパターンによって寒気が南下しにくくなり、全国的に気温の高い状態が続いているそうだ▼北海道や東北、北陸でもまとまった降雪は少ない。雪不足は観光産業などにじわりと影響を与えている。今月31日に雪まつりの開催をひかえる札幌市。準備が本格化する中で、雪の確保に苦労しているという▼市の雪まつり担当者によると、雪像作りなどで必要な雪の量は5トントラックで5016台分。例年であれば市の郊外で確保できるのだが今冬はそれがままならず、100キロ以上離れたニセコ町などまで雪集めの足を伸ばしたそう。「大雪像の雪は何とか確保できた」と胸をなで下ろしていた▼気象庁の1カ月予報によると、暖冬は今後も続くという。降雪が少なければ除雪作業の出動も限られているのではと思い、国土交通省の出先事務所に問い合わせみた。すると回答は「雪が少なくても路面の凍結などがあるので出動してもらっている」▼雪が多くても少なくても待機している地域建設業の方々は苦労が絶えないはず。備えあれば憂い無しを支えていることに感謝したい。

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