徳山ダムの放流を上空からパシャリ!!! (写真提供:水資源機構徳山ダム管理所) |
まず群馬県みどり市の草木ダムは、非常用放流設備を利用した「代替え放流」が14日午前10時から始まる。放流量は最大で毎秒15立方メートルを予定。普段使っている放流設備の水圧鉄管工事のため、約2年ぶりにクレストゲートから水を流す。貯水量や天候などに左右されるが、25日午後1時に終了するという。
三重県名張市にある青蓮寺ダムと比奈知ダム、奈良県宇陀市にある室生ダムでは、14日午前8時30分~午後3時に梅雨や台風に備えてダムの水位を下げると同時に、下流河川の河床をリフレッシュするための「フラッシュ放流」が行われる。一時的に河川の流水量を増やして水を攪拌し、石などに付着した泥や藻類を剥がすこの放流。季節外れの台風接近が心配だが、川に転がる石の年1回の垢すりが無事実施されることを祈りたい。
群馬県みなかみ町にある矢木沢ダムと奈良俣ダムの点検放流は、このブログで既にお知らせ済み。矢木沢ダムの放流はダイナミックさがウリなので、それなりの覚悟と着替えを持って参戦するべし。
温井ダムの放流の様子 |
これから楽しめる放流を紹介すると、広島県安芸太田町にある温井ダムは29日まで、平日は1日1回、午後2時から15分程度、24日は午前11時と午後2時の2回で各15分程度、中位標高放流設備と呼ばれるゲートから放流を行う。最大放流量は毎秒30立方メートル、二つのゲートから同時に水が流れ落ちる様子はかなりの迫力!!中国地方に拠点を置くダムマニアは、これを見ずしてマニアを名乗るな!!と言われているとか、いないとか・・・。
関東で観光放流の勇と言えば、神奈川県の相模原市と愛川町、清川村にまたがる宮ケ瀬ダム。4~11月は毎週水曜日、毎月第2日曜日と第2・第4金曜日に、午前午後の2回、観光放流が実施されている。ダム堤体正面の橋の上から放流を見ると、豪快な水音や水しぶきがこれでもかと楽しめる。「観光放流といえば宮ケ瀬」と呼ばれるに恥じない、ダイナミックさと優雅さが体感できる。
6月以降に楽しめる観光放流を2カ所紹介する。まずは毎秒10トンの水が放流され、轟音と水しぶきが爽快さを連れてくる黒部ダム(富山県立山町)。6月26日から放流がスタートし、放流を真上から見たり、真横から見たりなど、とにかく「これぞ人工瀑布!!」と呼ぶにふさわしい大迫力が味わえる。札幌市南区、定山渓にある豊平峡ダムの観光放流は6月1日からスタート。6月は平日が1日1回、土・日・祝日が1日3回の放流を予定している。
5月のGWに行われた徳山ダムの観光放流 (写真提供:水資源機構徳山ダム管理所) |
観光放流の情報を紹介してきたが、全国にはまだまだ魅力的なスポットがあるはず。ご存じの方はぜひ情報を管理人までお寄せくださいまし。
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