左折すると高速道路を逆走してしまう交差点で実施する対策のイメージ。 誤進入防止のためのプレートやカラー舗装で注意を喚起する |
東日本、中日本、西日本、首都、阪神、本州四国連絡の高速道路6社は、高速道路の出入り口で発生する逆走事故の防止に向け、新たな対策に乗りだす。インターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)の本線・ランプ合流部、休憩施設の流入部を中心とした従来の防止対策(昨年9月公表)に加え、15年度は出口部などで新規対策を行う。追加・新規対策を計44カ所で実施予定。このほか、料金所入り口の一般レーンへの誤進入防止バーやセンサーを用いた逆走車への警告表示システムを試行導入する。
高速道路6社管内で14年に発生した高速道路の逆走件数は198件。11~13年に逆走が複数回発生した33カ所を対象に、防止対策(ラバーポールの延伸、高輝度矢印板の設置など)の工事を14年度内に行った。15年度はIC・JCT付近の合流部、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の流入部などで逆走件数が複数回になった20カ所、12~14年に逆走による死傷事故が発生した14カ所の計34カ所で、前年度と同様の逆走対策を実施する。
誤進入がそのまま逆走につながる高速道路出口部(7カ所)や平面Y型ICの交差点部(3カ所)で、新規対策を行う。大型矢印の路面標示や高輝度矢印板、大型の方向案内看板の設置、案内看板と同色のカラー舗装、逆走方向への進入抑制策(ラバーポール、ゼブラ帯)などを講じる。このほか、首都高速道路ではセンサーによる警告表示システムを、北関東道では料金所入り口部に一般レーンへの逆走防止バーを試行導入し、効果を検証していく。
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