2015年5月28日木曜日

【白鷺城がより魅力的に!?】姫路市が姫路城「中曲輪」の施設整備方針

白鷺城の名の通り、真っ白な外観が美しい姫路城
 兵庫県姫路市は、国宝姫路城の内堀と中堀の間に位置する「中曲輪」の施設整備に向けた方針の素案を公表した。新たに導入する展示・学習機能と情報発信機能を備えた「世界遺産・姫路城ミュージアム(仮称)」については、3カ所の建設候補地の中から桜門橋近くの大手門駐車場(約2万5700平方メートル)が最適とした。
 ミュージアムは、大手門駐車場の東エリアに新設し、城郭博物館や郷土歴史博物館、姫路城ビジターセンターなどを備えるため計画された。
 姫路城や城下町に関する展示・学習や文化財の保存継承の意義の普及・啓発、姫路市の文化観光案内などさまざなま機能も持たせる。

ミュージアムの建設予定地
 北側にある日本城郭研究センターは、姫路城ミュージアムとの役割分担を図りながら機能を強化し、城郭研究室と城内図書館を設けて近世城郭に関する調査・研究などを進める。
 城内の回遊性を向上させるため、休憩施設や回遊路の整備も計画し、管理運営は、民間活力の導入を含めて検討する方針だ。
 ミュージアム用地以外の大手門駐車場は、西エリアを普通車と観光バスの駐車場とし、臨時駐車場として活用していた姫路警察署跡地と県営本町住宅跡地を常設の駐車場として整備する。
 市では、整備方針(素案)に対する市民意見を6月1~30日に受け付け、今秋ごろに方針を決定する予定。

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