ツイッターで公開した現地パトロールの様子 (5月25日に首都圏で発生した地震後) |
群馬県建設業協会(青柳剛会長)が運営する新たな災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」が、25日に発生した埼玉県北部を震源とする地震で有効に機能した。県内各地にいる協会員から送られてくるパトロール結果の報告をシステム内に蓄積し、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のツイッターを通じて一般市民向けにも情報を提供する。今回の地震で道路構造物などに異常は検知されなかったが、正確な情報発信が安心感を与えるのに役立った。
25日の地震発生後、群馬県と結ぶ災害協定に基づき各支部に割り当てられた箇所を協会員が自主的に点検し、同システムに情報を寄せた。震度4を記録した伊勢崎や、前橋、渋川、桐生の各支部がパトロールに出向き、「異常なし」の情報がツイッターを通じて提供された。
地震に対応して初めて機能した新システムについて、青柳会長は「発生後すぐにパトロールに出向くなど、地域の建設業者の役割を果たすことにつながった」と評価。今後もこうした取り組みを継続したいという。
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