2015年5月18日月曜日

【凛】日本道路中部支店・前田紫帆さん


 ◇工事屋としてスタート、現場は楽しい◇

  生まれも育ちも名古屋。名古屋工業大学で土木工学を学び、日本道路へ。「土木はスケールが大きく、公共性の高い仕事。中でも『道路』は24時間・365日誰かが使っている。新しく造る時代からメンテナンスの時代に変わってきてはいるが、道路の仕事は常にある」と道路舗装業に飛び込んだ。
 研修を終え、初めて配属されたのは東名高速・足柄サービスエリアの駐車場改良工事。「大きな現場で、日々の仕事をこなすのに精いっぱいだった。でも現場は楽しかった」とものづくりの魅力に引き込まれた。その後も工事担当者として名古屋高速道路の舗装工事をメーンに数多くの現場に従事。上司とスコップ片手にテニスコートの路盤を造ったことも。
 13年6月から現場代理人の立場で国土交通省と名古屋高速の仕事を担当。今年1月には1級土木施工管理技士の資格を取得した。「『工事屋』としてのスタートラインに立てた」と喜びをかみしめる一方、「これからさらに仕事の幅を広げていきたい。甘えは許されない」と気を引き締める。
 監理技術者として初めて応札した工事は落札できなかったが、「コンクリート舗装など手掛けてみたい仕事がたくさんある。経験をどんどん積んで技術力を身に付けたい」と前を向く。
 次の目標は1級舗装施工管理技術者の資格取得と結婚。「道路業界を理解できる人と出会い、仕事と家庭を両立させる」と笑顔で語る。(まえだ・しほ)

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