2016年8月5日金曜日

【日常生活に寄り近く】さいたま市、スポーツ施設のあり方で指針策定へ

スポーツと生活をどうやって近づけるのか、知恵と工夫が求められている
(写真はイメージ、本文とは関係ありません)
さいたま市は、本年度内にも、スポーツ施設のあり方に関する指針をまとめる。詳細はこれから詰めるが、スポーツによる交流創出に貢献する施設として、「(仮称)さいたまスポーツシューレ」の整備を盛り込む方向だ。市民の日常的なスポーツ活動の拠点とするほか、国内外からのトレーニング利用の希望にも対応できる施設をイメージしている。指針に位置付けた上で、より具体的な検討に入る。指針の検討業務は名豊に委託している。

 市は、今年3月に「国際スポーツタウン構想」を策定。その中で、未来への投資として、スポーツシューレの設置を掲げた。ドイツで整備された滞在型総合スポーツトレーニングセンターがモデルとなっている。グラウンドや体育館、各種競技用スポーツ施設、会議研修室のほか、宿泊施設などが一体的に整備されており、地域のスポーツ・レクリエーションから、国の代表チームのトレーニングや合宿、ビジネス会議など幅広く利用されているという。

 市の構想でも、スポーツ機能とともに、クラブハウスや宿泊施設を併設することを想定している。障害者スポーツにも対応した仕様の施設を目指すことで、誰もがスポーツを楽しむことができる環境を整備するとしている。

 スポーツ施設の指針の策定に当たっては、既存施設のあり方を見直すとともに、新たに必要となる施設などを盛り込む。野球場やサッカー場、体育館、公園内の広場などすべての施設を対象とする方向だ。庁内の検討組織で議論を進めている。

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