前田建設は4日、東京都千代田区の飯田橋MKビルで女子学生向けの職業体験会を開いた。女子中学・高校生6人が参加し、3次元(3D)モデルによって建築を設計するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を用いたインテリアのデザインなどに挑戦した。
職業体験会は、内閣府男女共同参画局が中心に推進している理工系分野に興味がある女子学生の進路選択を応援するプロジェクト「理工チャレンジ(リコチャレ)」の一環として行われた。
入社2年目の若林萌子さんと石川香織さんの女性職員2人を中心に、三角スケールを使っての寸法の計り方やパースの描き方など設計の基礎を習った後、社員が実際の業務で使用するパソコンやソフトを操作してのインテリアデザインに挑戦=写真。BIMで設計された飯田橋MKビルの1階エントランスにウエーティングスペースを作るという課題に取り組んだ。
生徒らは真剣な表情でパソコンに向かい、壁や床を好みの材質や色合いにアレンジし、いすやソファ、テーブルなどを配置し、思い思いの空間をデザインしていた。最初は「難しかった」と戸惑いながらの作業だったが、「面白かった」「ますます建築家になりたいという気持ちが強くなった」と充実した様子を見せていた。
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