2016年8月8日月曜日

【ロックフィルとアースフィル】宮城県内、二つのダムで長寿命化計画の策定始動

 宮城県にある二つのダムで、長寿命化計画の策定作業が始動する。同県は「七北田ダム長寿命化計画策定業務委託」の指名競争入札を行った結果、2009万9000円でパシフィックコンサルタンツに決めた。予定価格は2744万円だった。

 業務場所は仙台市泉区福岡蒜但木向。同ダムは七北田川水系七北田川に設けられたロックフィルダム。業務では本年度内に同ダムの長寿命化計画をまとめる。同ダムは間組(当時)が施工し84年に完成した。総貯水容量920万立方メートル、有効貯水容量850万立方メートル。


 「上大沢ダム長寿命化計画策定業務委託」の指名競争入札を行った結果、1409万円でエイト日本技術開発に決めた。予定価格は1923万6000円だった。

 業務場所は1級河川北上川水系上大沢川(大崎市鳴子温泉鬼首三杉)。上大沢ダムの更新を効率化するため長寿命化計画をまとめる。履行期限は17年3月15日。

 同ダムは田沢川沿川の洪水調節のため、事業費75億円をかけて03年度に建設された。大崎市(旧鳴子町)に日量最大1500立方メートルの上水道用水を供給している。ダム型式はアースフィルダム。堤高19・0メートル、堤頂長228・5メートル。総貯水容量は41万立方メートル。

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