東京・北の丸公園で、たくさんの星をちりばめた外壁が目を引く科学技術館。今週初めに訪れると、夏休みも終盤とあって多くの子どもたちでにぎわっていた▼館内4階には「建設館」がある。ここでシールドマシンやタワークレーンの操作が行えるコーナーなどは、順番を待つ子どもたちでちょっとした列ができていたほどの人気ぶりだ▼日本建設業団体連合会(現日本建設業連合会)がそれまでの建設技術のPRスペースを、建設館としてリニューアルオープンさせたのは2003年夏。参加体験型の展示やワークショップ、実験などを組み合わせ、楽しみながら建設の科学と技術にアプローチできるようになっている▼恐ろしい地盤の液状化はどのように起こり、どう防ぐのか。そうしたコーナーに足を止める子どもたちも多い。訪れた日は表情の異なるコンクリートを一つずつ丁寧に手で触れていた小学生の姿も。建設の魅力にもきっと触れてくれたことだろう▼今夏話題の映画「シン・ゴジラ」の撮影場所にもなった科学技術館。都会の真ん中に大人の好奇心も十分に満たしてくれる施設があるのはうれしい。
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