2016年8月25日木曜日

【力いっぱい押してみました。その結果は…】日建連、都内でけんせつ小町現場見学会開く

 日本建設業連合会(日建連、中村満義会長)は24日、けんせつ小町活躍現場見学会を東京都練馬区の「(仮称)東映アニメーション新大泉スタジオ計画」で行った。

 小学生の女子を中心に夏休みの親子連れ28人が参加。建物を大地震から守るために地下部分に設置する免震ゴムに触れたり、現場に配置された足場に上ったりしながら、建設の仕事の大切さを肌で感じた。

 現場は築60年が経過した老朽施設を取り壊した跡に、S造(CFT)造地下1階地上4階建ての免震構造の建物を建設する。

 設計・施工を清水建設が手掛け、17年夏ごろの完成予定。清水建設で工事管理を務める蒔苗沢子さんのほか、新菱冷熱工業の女性職員2人も現場に従事し、女性の墨出し職人も働いている。

 見学会では、床部分のコンクリート打設や地下部分の免震装置の見学、足場体験、用意された装置を使った強風体験などを通じて、建設現場の仕事を学んだ。ブリヂストンが持ち込んだ免震体験車に乗り込み、東日本大震災や阪神大震災の揺れが免震装置によってどのように軽減されるかも体験した。

 参加者からは、女性技術者に対して、「業界に入ったきっかけは」「この仕事をしてうれしかったことは」といった質問が寄せられ、「職人さんと一緒に取り組み、建物が出来上がったときには感動する」などと回答した。

 日建連の竹島克朗常務執行役は「見学会を将来やりたいことを考える上でのきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

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