日常生活や職場、学校など身の回りの空間に当たり前のようにある家電製品。1950年代後半は白黒テレビと洗濯機、冷蔵庫が家電の「三種の神器」といわれ経済成長や技術発展とともに、対象製品も変わっていった▼当たり前のように使っている家電製品だが、思わぬところで事故が起こっているのをご存じだろうか。経済産業省所管の製品評価技術基盤機構が実施した調査によると、2012年度から5年間で電子レンジ、ヘアドライヤー、洗濯機が原因の事故が453件起こっていたという▼本来の方法ではない間違った使い方による事故もあったのだが、中には引っ越しなどで中古品を譲り受けた時、故障などに気付かず発火などのトラブルに見舞われたケースも▼製品本体や取扱説明書で見掛ける危険、警告、注意などの表示。丁寧すぎるほどの表示内容に「何もそこまで」と思った人は少なくないだろうが、慎重の上にも慎重を期す背景にはきっと理由があるのだろう▼安全で当たり前、トラブルなど起こるはずもない。そんな気持ちの隙を突くように不測の事態は起こるもの。油断大敵の心構えをぜひ忘れずに。
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