TOTOが半世紀以上にわたって製造販売している「ユニットバスルーム」の出荷台数が、3月に累計1000万台を突破した。1964年9月の発売以来、施工性や機能性の高さ、多様なデザインなどが受け入れられ、国内市場で主流の製品となった。
初めての製品は、前回の東京オリンピックが開催された64年、国内初の超高層ホテルとして開業した「ホテルニューオータニ」に納入した。限られた工期で多くの客室に入浴設備を納めるため、施工性の高い「ユニットバスルーム工法」を独自開発した。
66年に集合住宅向け、77年には一戸建て住宅向けの製品を開発。2002年にはマンション更新需要の高まりを見据えたリフォーム対応製品を発売した。累計出荷台数が500万台を超えるのにかかった期間は64~02年の38年間。1000万台突破までの500万台は15年余りと大幅に短くなっており、ユニットバスが一般化した市場環境がうかがえる。
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