◇生活に密着した文字を自分らしく書く◇
前田操治社長の祖父である2代目社長の前田又兵衞氏は、書への造詣が深く、社内各部署に今も直筆の社是が掲げられている。
折にふれて社員は又兵衞氏の思いを受け止めてきた。その意思を引き継ごうと1991年に書道同好会が発足。現在は会社公認の「前田建設書道部」として経営管理本部、建築事業部に所属する役職員4人(3月時点)で活動を続けている。
読書同様に日々の仕事や生活とは切り離せない文字を自分らしく書き、自らを向上させていきたいという気持ちを持つことが活動を支える原動力。月に3回、外部から講師を招いて稽古(けいこ)に励んでいる。11月6日の創立記念日に合わせて発表できるよう、部員たちは毎年新たな作品に挑戦している。
代表を務める管理部総務・秘書グループの竹村知子さんは今後の活動方針として「論語から始まり、いろいろな分野の書籍の字句も併せて学ぶうちに、個性ある字の表現を体得したい」と語る。
目下、共に書の世界を楽しむ新入部員を募集中。積極的に仲間を募って部員を増やし、「より活発な部にしていきたい」と竹村さんは意欲を見せる。
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