裏山の崩壊現地では土砂の撤去と行方不明者の捜索が行われている (撮影:11日午後、大分県中津市耶馬渓町) |
九州整備局によると、県の要請を受け午前11時までに分解組み立て式バックホウ1台、照明車2台、遠隔操縦式バックホウ1台を現地に派遣。簡易遠隔操縦装置「ロボQS」1台や衛星小型画像伝送装置1台、衛星通信車1台も送った。防災ヘリによる上空調査を行い、リエゾン(災害対策現地情報連絡員)として県に4人、市へ3人の計7人を派遣した。午後には有識者のテック・ドクター3人を現地に派遣し、状況確認を行った。
大分建協によると、午前5時45分に市から同協会中津支部へ要請があり、午前8時30分までに会員企業のバックホウ3台とオペレーターが被災現場に到着。その後もバックホウ4台を追加派遣し、行方不明者の捜索の支援などを行った。
国土交通省は県の要請を受け、国土技術政策総合研究所と土木研究所から3人の土砂災害専門家を派遣。土砂崩れの対応策を検討する際の技術的助言を行う。
11日午前3時50分ごろ、同市耶馬溪町金吉で住宅の裏山が崩れ、民家が土砂にのみ込まれた。現場は市中心部から約25キロの山間部で3月23日以降、地盤が緩む恐れのあるまとまった雨は降っていなかったという。
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