帝人と電動工具メーカーのマキタは、世界初となる内圧式クーリング構造を採用した「ファンジャケット」を共同開発した。2層構造の生地の間にファンで外から空気を取り込み、ジャケット全体に行き渡らせる。気温が上昇するこれからの季節でも快適に作業できる。これまで機能確保が難しかったベストタイプにも対応できる=写真。今月中旬からマキタが販売を開始する。
ジャケットは、帝人の繊維素材技術を用い裏地全体からの通風に加え、体温コントロールに最も有効な首の付け根や脇の下、胸元などに排気口を設けて空気の流れをコントロール。最大で1分当たり2.2m3の風量で体温上昇を抑える。
作業内容などに応じて撥水(はっすい)と透湿、伸縮、耐水などの高機能素材が選択可能。屋外、屋内を問わず夏場の熱中症対策などに効果を発揮する。ファンユニットは、マキタが独自設計した新製品で厚さ39.5mmと薄く、着心地がさらに向上した。
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